【シュタイナー学校の数学読本】ベングルト・ウリーン 著
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毎日1分!朝活読書。
vol.297 2011年7月8日配信
『シュタイナー学校の数学読本』
ベングト・ウリーン 著
丹羽敏雄 森章吾 訳
ちくま学術文庫
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「数学を学ぶことによって各人の魂の器官の1つが
浄化され、生命の火を点じられることになるという
この点なのです。」(プラトン)
本文より
▼「食わず嫌いありますか?」
自由な教育理念をかかげるシュタイナー学校の
中学、高校での数学教育の一例を紹介した本です。
確率論、代数などをどのように伝えているかが
12章にまとめられています。
ピタゴラスの定理、フィボナッチ数列とピアノの調律、
魔方陣の作り方など今なら非常に興味のわく内容が
満載です。
音楽をしている方や占いに興味のある方、
直接ではありませんが、見ればばっちりわかる
貴重なヒントが含まれています。
ぜひ読んでください。
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▼編集後記
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
実は数学には興味があるものの
それほど得意ではなかったですし、
高校を卒業後もうすでに25年以上たっています。
ただ面白そうなので暇なときに
手に取って本を手になじませていました。
最初からわかるとも思っていないことと
456ページの文庫本という大きさが、
本をめくる練習にちょうど手ごろで
目に入ると一回はパラパラ往復していた
ぐらいの本でした。
昨日の「宿曜二十八宿秘密奥義伝」と
九星気学、四柱推命などを
ここ数日読んでいたのですが
昨日開いたこの「数学読本」の例題に
「おおお!」というヒントを見つけたので
周辺の問題2,3問してみたら
面白くなってしまいました。
プラトンのが数学を学ぶことによって
「魂の器官の一つが浄化される」
と言っているのは
「考えが整理されてモヤモヤがなくなる」
という事だと解釈してみると理想論でなく
非常に実践的な考え方だと感じました。
「食わず嫌いありますか?」
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