おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「一味の御法の雨のしただり皆うるおいて草木国土」定家より どんな人にも平等にふりそそぐ 陽の光、空気、、 それでも人間関係は改善されないじゃないか、、、 そんなことを感じたら ◆どうなりたいかをハッキリさせましょう。 本日も素...
能楽博物館WEB能の言葉( 12 )
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おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「いや弁慶ほどの者の、聞き逃げは無念なり」橋弁慶より 五条の天神に丑の刻詣でをする弁慶を 家来は制止します。 橋の上で小男が小太刀を振り回しているようすは 蝶や鳥のようで危ないです。 一旦は踏みとどまる弁慶ですが、、、 プライ...
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「七百歳を保ちぬるも、この御枕の故なれや」菊慈童より 700年生きている慈童は枕にこんな文章が書いてありました。 「具一切功徳 慈眼視衆生 福聚海無量 是呼応頂礼」 ぐいっさいくどく じげんじしゅじょう ふくじゅかいむりょう ...
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「秋来ぬと目にはさやかに見えねども。風の訪れ何地とも」景清より 盲目になった景清には 秋の景色は見えません。 目で見えるもの、耳で聞こえるもの、肌で感じるもの 全部揃っていなくても はっきりわかることがあります。 ◆部屋ごとの...
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「心もなくて渡り給はば、神と人との中や絶えなん」龍田より 龍田の明神にお参りをしようとする お坊さんを女が制止します。 神を崇める心がないまま参拝すれば 神と人との中が絶えてしまいます。 そう語る女は龍田明神の仮の姿でした。 ...
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「ただ恨めしきは太鼓なり、夫の敵よ、いざ討とう」 都に上った楽人は 太鼓の役の争いから殺されてしまいます。 妻と子どもはその恨みを向ける先を 夫を殺した相手から 夫の仕事だった太鼓に向けます。 怒りを早く沈めたい時、原因を ◆...
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「月はひとつ、影はふたつ」松風より かつての月見とは上を見上げるのではなく 水桶に月をうつして眺めるものでした。 都の男 行平はひとり、海士の女性 松風、村雨はふたり 周りから見ておかしくても ◆美しい思い出を残しましょう。 ...
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「その身は愚人、夏の虫の。火を消さんと飛び入りて」経正より 結末がわかっていても 行き先を変えられない精神状態に 追い込まれることがあります。 そういう自分を責めるとき ◆人は弱いものだと知ることができます。 本日も素晴らしい...