三十三天の悠久の時間 8月24日とかち帯広薪能のサイトが公開になりました。 本年は「舎利(しゃり)」 アンパンマンとバイキンマンのような物語です。 出雲国、美保のお坊さんが京都に向かいます。 泉湧寺に向かい十六羅漢、仏舎利を参拝します。釈迦や仏舎利の謂れが語られます。 そうしていると天気が変わり雷が鳴り始め足疾鬼(そく...
森澤勇司WEBし
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牛の頭に人の体 『聖書』を読んでいると一神教といいながら複数の神が登場する。 本日は「レビ記」アザゼル、モレク神、これらについては諸説あるので各自の信じるところに任せるとして、、 一説によると頭が牛で人の体のように描かれる事が多いようです。 日本の中でも同型の⭕️牛頭天王が祀られている神社も...
前回「命」を捉える感覚を「茶」という言葉で考察してみました。 一般的な意味での命、ヒトの肉体の寿命について『聖書』『日本書紀』『古事記』そして能「白鬚」の記述を比較してみます。 【聖書】 「主は言われた。 「わたしの霊は人の中に永久にとどまるべきではない。人は肉にすぎないのだから。」こうして、人の一生は百二十年となった...
今年に入って「正尊」「二人静」「船弁慶」と静御前の舞う曲が続いている。 思い立って静御前の墓参りに行くことにした。 栗橋というところ、初めて行く場所だが駅からは近い。 見晴らしの良い駅です。 めちゃめちゃに寒い。年始に青森、盛岡に行きましたが体感ははるかに寒いです。 駅からは徒歩5分もかからずに到着 歳をみると800歳...
岩波文庫「わらんべ草」初版本と51年ぶりの復刊を並べてみましました。 狂言方が書き残した能楽の秘伝書です。日記のようなものも多く記載されています。この本の中で今では歌舞伎や舞踊でカバーされている能の「石橋(しゃっきょう)」復活の経緯が面白いです。 この曲はかつて秘曲にしすぎて誰もできる人がいなくなるというほぼ消滅し...
このところ人の少ないコースで朝の散歩をしています。5キロから10キロ歩けるので家の中にいるよりは体調良くなってきました。今日は空の雲がなんともいえない空気感でした。神々しいというのでしょうか。一昨日も5月16日の「石橋(しゃっきょう)」が中止になった連絡が入りました。「石橋」は節目になる曲ですから特別な思いのある曲です...
心にしみる能の言葉を厳選してお届けします。 「死骸に蒙る旧恩に」皇帝より この物語に登場する鍾馗は五月人形としても知名度の高い中国の人物です。 皇帝の鍾馗の忘心が現れます。 科挙に合格しなかった鍾馗は階段に頭を打ち付けて自ら命を立ちます。 都に葬られ官位を与えられ緑袍を着せられ手厚く葬られます。 その恩に報いるために楊...
【ついに電車にも】 相模線の最新車両は 能面の「獅子口」からデザインしたとか。 知っててみればそう見えるかな^_^ 車内の音楽も「石橋(しゃっきょう)」 使って欲しいところです。 歌舞伎の「鏡獅子」の原曲、能の「石橋」は 徳川秀忠公が所望の時、 あまりに秘曲にしすぎて 誰もできなくなっていました。 復活させるための能楽...