時空をループする出来事【舎利】

時空をループする出来事
とかち帯広薪能の新聞記事をいただきました。
五穀豊穣や国の安穏を祈る神事として上演されました。
朝『続日本紀』を読んでいたら下記の記述が出てきました。
空港から会場までの景色はソーラーパネルがかなりありました。
上演された「舎利」は時間のループが描かれています。
鬼が盗んだ舎利を拝む旅のお坊さん、その後に鬼が舎利を盗む。
手塚治虫さんの漫画でも前世に輪廻する場面があります。
今日はこの1300年前の記述を読んでいて「あれ?今のこと」と思う感覚になりました。
今も昔も、、
というか1300年間、我が国の問題は継続中。
「舎利」という選曲はそんな時代をループするメッセージも込められているように思いました。
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元明天皇 霊亀元年(715)
冬十月七日 次のように認した。
国家が栄えよく治まるためには、人民を富ませることが大切である。人民を富ませる根本は、財産をふやすことに専念させることである。
それ故、男は農耕につとめ、女は機織を修め、家は衣食が豊かになり、人民に恥を知る心が生ずれば、刑罰を必要としない変化が起こり、太平の風習を招くことができる。だからそのようにわが官民は努力しないでよかろうか。
今、諸国の人民は生業の技術をきわめておらず、ただ湿地で稲を作ることにのみ精を出し、壁眠(はたけ)の有利なことを知らない。
だから大水や日照りにあえば、貯えの殺物もなく、秋の取り入れができないと多く飢饉にみまわれる。
これはただ人民の怠けによるだけでなく、国司が教え導かないことに因る。
なすべきことは人民に命じて、麦と稲とを共に植えさせ、成年男子一人ごとに二段の割合となるようにはかれ。
およそ粟というものは、永く貯蔵しても腐らず、いろいろの穀物の中で最もすぐれたものである。
このことを広く天下に告げ、力をつくして耕作させ、適期を失しないようにさせよ。
その他の雑穀については、人々の力に応じて割りあてよ。もし人民の中で、稲のかわりに粟を租税として出す者があったら、これを許せ。
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※画像は十勝毎日新聞の記事です。
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