6月11日「大六天(だいろくてん)」 本日は国立能楽堂にて能「大六天」を勤めます。 あまり上演されない能で笛、小鼓、大鼓は初演、太鼓は2回目という組合せでの演能です。 短い曲ながら音楽的にも変化があって面白い曲です。 そんな日の朝活では『日本書紀』天照大神の誕生の場面でした。 「大六天」の台本にも語られているところです...
森澤勇司の記事一覧
6月10日「班女」の本番です。 能「班女」は漢詩の世界観を和歌で描いた秋の名作です。 少し季節先取りです。 七夕の日、客を取らなくなった遊女 花子。花子さんのルーツです。 とある客と取り交わした扇を大切に持ってます。 働かないので追い出される花子。 そこに約束通り迎えに来る吉田少将が登場します。 能では吉田少将と花子が...
「結び」と「縛り」 今日は『日本書紀』完読会も5名が参加。 日本最古の公式な歴史書とは言いながら全部を読む人は多くはありません。 興味が出た時は一人でしたが、参加していただける方のおかげでじわっと興味を持つ方、原典を読む必要性を感じる方が増えてきて嬉しいです。 『日本書紀』はそのまま中国語発音で読みそうなところに発音を...
今日の朝活は『源氏物語』末摘花、『日本書紀』神代上、『聖書』レビ記。 この中で汚れの規定がさまざま語られています。「焼きつくす捧げ物」「贖罪の捧げ物」「割礼」など、現実に実践している人にまだ会ったことがないので新約聖書の「汚れ」、能「柏崎」「東岸居士」に語られる十戒をシェアしました。 この部分は宗教にかか...
2025年に入ってから『日本書紀』を読む会が発足しました。毎週日曜日7:00−7:30です。アーカイブのリンク集をつくりました。 ▶︎20250608 木花開耶姫▶︎20250601▶︎20250525▶︎20250517 喪山伝説一書▶︎20505...
今日の朝活は『日本書紀』のはじめ。『聖書』はレビ記 短い時間ながら発見の多い時間です。 いつも思っていたのですが、別々にスタートした全く違う本であるのになぜかテーマが共通する。 以前はシンクロと思っていましたが善悪や清い汚れのことが言葉を変えて語られていますから、どこを開いても共通な部分があるのは当然のこ...
三島由紀夫先生 生誕100年記念 ニューヨーク🗽公演の詳細がだんだん決まってきました。 地元の高校の授業もあるらしい、、 ニューヨークの高校生ってどんな感じなんでしょうか?? これを機に日本に来て能楽師になるような人がいたら素晴らしい国際交流です。 能楽を始めた時、三島由紀夫 著『行動学入門』の一文に出...
今日は『日本書紀』完読会の初日 しばらくは進め方やウォーミングアップなどになります。 今日のテーマは「日本人」の大切にしてきたもの あえて「日本人」という大きな主語にしてみました。反社もアウトローもどんな人でも従う「暦」についてです。 先日、横浜開港記念日6月2日をうかがいました。 明治以前の日付を聞くと旧暦か新暦かす...