三島由紀夫先生 生誕100年記念
三島由紀夫先生 生誕100年記念
ニューヨーク🗽公演の詳細がだんだん決まってきました。
地元の高校の授業もあるらしい、、
ニューヨークの高校生ってどんな感じなんでしょうか??
これを機に日本に来て能楽師になるような人がいたら素晴らしい国際交流です。
能楽を始めた時、三島由紀夫 著『行動学入門』の一文に出逢いました。
————————————-
芸能の本質は「決定的な事が繰り返され得る」とというところにある。だからそれはウソなのである。先代 幸四郎の一世一代の『勧進帳』といえども少なくともその月二十五回は繰り返された。『葉隠』の著者が芸能を蔑んだのは多分このためであり、武士が凡ゆる芸能を蔑みながら、能楽だけを認めたのは、⭕️能楽が一回の公演を原則として、そこへこめられる精力がそれだけ実際の行動に近い一回性に基づいている、というところにあらう 。
二度と繰り返されぬところにしか行動の美がないならば、それは花火と同じである。しかしこのはかない人生に、そもそも花火以上に永遠の瞬間を、誰が持つことが出来ようか。
————————-
三島由紀夫先生のご覧になったのは7代目 幸四郎でしょうか??
ご縁あって昨年、十代目 幸四郎さんの『勧進帳』を拝見することができました。
歌舞伎の『勧進帳』は宝生流だけしかない『安宅』の文言が入っています。伝承の経緯は興味深い秘話がありそうです。
ニューヨーク公演は3日間
初日は『獅子』『葵上』
二日目『綾鼓』
三日目『葵上』
初日と三日目は演出が変わるのか聞いてませんが、、同じだったら三島先生に一喝されそうですね。小鼓の手組は全く同じにならないように替える部分を考えています。
12月の公演までに読めるだけ読んでおこうと思います。
最新記事 by 森澤勇司 (全て見る)
- 三島由紀夫先生 生誕100年記念 - 2025年6月6日
- 日本人が大切にしてきたもの - 2025年6月6日
- 「間」「空」「無」 - 2025年6月5日
- 時空を超えた因果の世界 - 2025年6月4日
コメントを投稿するにはログインしてください。