はじめてのオーケストラ体験

オーケストラをはじめてみた日本人の感想

朝活は『能楽』『群書類従』『三島由紀夫全集』『聖書』

山口拓朗さんのライティングサロンの朝活に初参加。
先週1週間にしたことを書き出してみると結構たくさんしていて驚きました。

本日の読書で印象に残ったのは雑誌『能楽』明治38年の記事です。

この『能楽』久米邦武さんの講演内容が面白かった。

久米邦武氏は岩倉具視欧州使節団の記録を残した人です。

47名で横浜からサンフランシスコへ行った時に初めてオーケストラの演奏を体験します。

指揮者を初めて見た彼らは踊りかと思ったと記されてます。

全く知らなかったらそう見えなくもない。幼少の頃から写真や学校でオーケストラを見慣れてしまっているので疑問にすら思わない自分の感覚が面白い。時代の違う文献はこういう視点の違いに興味が沸きます。

「本を見ているから下手に相違いない、皆本を見てやって居る」

音楽を聞いても洋楽器の音が初めてですからよいもわるいも判断ができなかったのでしょう。

現在の日本人はかなり多くの人がオーケストラはじめカラオケやコーラスの調和が取れているかどうか見分けがつくでしょう。

自分でできるかは別にして上手いか下手かは暗黙の基準を持ってます。

逆に日本の音楽、雅楽や能楽となると音楽として調和が取れているのかどうなのかはっきりわかる人は少なめ?聞いたことがない人も多いと思います。

明治から文化はすっかり逆転しました。オペラを能と同じだと理解した明治の方々

現在の能の解説は「能はミュージカルです」というものが多くなった。

海外のものに置き換えないと日本のものが理解できない。

言語はまだ日本語が残っていますが、エンターテーメントは海外のものが標準になりました。音階は完全に平均率が支配しています。

食べ物は、、ご飯とパンは??半々ぐらい??

このなかで語られている日本人は個人戦には強いが団体には慣れていないというのはどうなんでしょうか。

戦国武将は何十万の軍隊を動かす統率力がありました。

徳川家康が幕府を開いてから幕末まで藩ごとに細分化され、戦もなく個人が強くなっているのは現代と結構似ています。

さらにこのまま200年ぐらい経つとちょうど幕末のような感覚です。

ところで、この時の曲名は記録が見つかりません。チャイコフスキーでしょうか??

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そのとき前の方へ立つて棒を振つて居るものがあるのを見て、あれは何んであらう、踊りであららかなどいふものもあり、中には西洋の音楽は下手に相違ない、皆本を見てやつて居る、日本の能舞堂で鼓打が本でも見て居たらは大笑ひだと言ふたものがあつたが、中には又西洋酒が居つて、日本では總て一騎打の事は旨いが、団体的の事は西洋に及ばぬ、音楽でも其通りだ、総て器械的で、一人が指揮をすれば、幾十人でも皆一様に働く。日本人の宜しく際ぶべきは此點にあると講釋をした、其後ボストンへ行きて、二萬人以上も入れるといふ、大ミュジック會に案内された、其時音楽中に海岸で大砲の響きがした、すると或人の言ふには、西洋の音楽は大仕掛けであるから、太鼓位では間に合はぬから、太鼓の代りに大砲をうつのである、チャンと電線で合園がして在つて其で海岸で、、、、
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森澤勇司(もりさわゆうじ) 能楽師小鼓方 1967年東京都生まれ。 テンプル大学在学中に見たこともない能楽界に入門し32歳で独立。 2000番以上の舞台に出演している。 43歳で脳梗塞で入院、 退院後、うつ状態克服のため心理学、脳科学を学ぶ。 復帰後は古典的な能楽公演を中心に活動している。 著書『ビジネス番「風姿花伝」の教え』 明治天皇生誕150年奉納能、 映画「失楽園」、大河ドラマ「秀吉」に 能楽師として出演。 2014年 重要無形文化財能楽保持者に選出される

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曲目目次

あ行 か行 さ行 た行 な/は行 ま/や/ら行
(あ)
藍染川

葵上
阿漕
芦刈
安宅
安達原
敦盛
海士
海人
嵐山
蟻通
淡路

(い)
碇潜

生田敦盛
一角仙人
井筒
岩舟

(う)
鵜飼

浮舟
雨月
右近
歌占
善知鳥
采女

梅枝
雲林院
(え)
江口

江野島

烏帽子折
絵馬
(お)
老松

大江山
鸚鵡小町
大社

小塩
姨捨
大原御幸
小原御幸
女郎花
大蛇
(か)
杜若

景清
花月
柏崎
春日龍神
合浦
葛城
鉄輪
兼平
賀茂
通小町
邯鄲
咸陽宮
(き)
菊慈童

木曾

清経
金札
(く)
草薙
国栖

楠露
九世戸
熊坂
鞍馬天狗
車僧
呉服
黒塚

(け)
現在七面

源氏供養
玄象
絃上
月宮殿

(こ)
恋重荷

項羽
皇帝
高野物狂
小鍛治
小督
小袖曽我
胡蝶

(さ)
西行桜
逆矛

桜川
実盛
三笑

(し)
志賀
七騎落
自然居士
石橋
舎利
俊寛
春栄
俊成忠度
鍾馗
昭君
猩々
正尊
白鬚
代主

(す)
須磨源氏
隅田川
住吉詣

(せ)
西王母
誓願寺
善界
是界
是我意
関寺小町
殺生石
接待
蝉丸
禅師曽我
千手

(そ)
草子洗小町
草紙洗
卒都婆小町
(た)
大会
大典
大般若
大仏供養
大瓶猩々
第六天
當麻
高砂
竹雪
忠信
忠度
龍田
谷行
玉鬘
玉葛
玉井
田村

(ち)
竹生島
張良

(つ)
土蜘蛛
土車
経正
経政
鶴亀
(て)
定家
天鼓

(と)
東岸居士
道成寺
唐船
東方朔
東北
道明寺

木賊
知章

朝長
鳥追船
鳥追
(な)
仲光
難波
奈良詣
(に)
錦木
錦戸
(ぬ)

(ね)
寝覚
(の)
野宮
野守

(は)
白楽天
羽衣
半蔀
橋弁慶
芭蕉
鉢木
花筐
班女

(ひ)
飛雲
檜垣
雲雀山
氷室
百万

(ふ)
富士太鼓
二人静

藤戸
船橋
船弁慶
(ほ)
放下僧
放生川
仏原
(ま)
巻絹
枕慈童
枕慈童(カ
松風
松虫
松山鏡
満仲
(み)
三井寺

通盛
水無月祓
身延
三輪
(む)
六浦
室君
(め)
和布刈
(も)
望月
求塚
紅葉狩
盛久
(や)
屋島
八島
山姥
(ゆ)
夕顔
遊行柳
弓八幡
熊野
湯谷
(よ)
夜討曽我
楊貴妃
養老
吉野静
吉野天人
頼政
弱法師

(ら)

羅生門
(り)
龍虎
輪蔵
(ろ)
籠太鼓