4月8日は全国的にお寺の法要が行われます。そんな日の教訓として思い出すのはこの法要の始まった時に起こった出来事です。 推古天皇14年は西暦606年、丈六(5m弱)の仏像が作られる。丈六というのはこの時代、釈迦の身長は1丈6尺(16尺→約485cm)と言われていたので等身大像ということです。ネフィリムより大きいか^^ そ...
森澤勇司の記事一覧( 22 )
『日本書紀』を読んでいると天武天皇の御代から龍田の神を祭る記述が多くなります。ここは以前からの疑問です。大切にされていたこと。風の神として祀られているのは記述から知ることができます。 そんなこともあってか奈良の龍田明神は能「龍田」としても現代に伝わっています。どの曲もそうですが能は同じパターンのように見えて前提が全く違...
まともな事 ひごろ人と話していると「まともな意見」とか「まともな人」という言葉を聞くことがあります。 「まとも」を漢字で書くと「真艫」 艫とは船の後部のことです。 追い風に真っ直ぐ船尾がついていく 真っ直ぐ進むのが「直艫」 質問と答えがあっているのも真艫な話 風の吹く方向に逆らって進むのは「ダッキング」とか「上手回し」...
友人の大学の研究室で超音波でつくるドライフラワーの研究をしている方がいました。 この度、法人を立ち上げることになったので展示会に行ってきました。 名前はMystic Flower こちらは花の炭、一度、ミスティックフラワーとして作った花を炭化させるそうです。 これはHANASUMI ミスティックフラワーの制作技術は花の...
前回「命」を捉える感覚を「茶」という言葉で考察してみました。 一般的な意味での命、ヒトの肉体の寿命について『聖書』『日本書紀』『古事記』そして能「白鬚」の記述を比較してみます。 【聖書】 「主は言われた。 「わたしの霊は人の中に永久にとどまるべきではない。人は肉にすぎないのだから。」こうして、人の一生は百二十年となった...
4月1日から朝活の完読会で『聖書』を読んでいます。『日本書紀』『古事記』と比較しても文脈や場面により意味の変わる言葉が多いですね。 「命」という言葉も「命(みこと)」として捉えれば永遠の霊魂のような意味になります。 一般的に「命」といえば生と死を分けるもの。御霊ということもあります。 「命(御霊、霊魂)」は永遠で不滅な...
今日は「運」と「命」とはなにか綴ってみます。 「運」というと「運がいい」とか「運が悪い」のように使われることも多いですね。「運」とは善い悪いがあるものではなく実ははじめからあるものです。 その前に能のできた時代の台本の中の運はどう使われているでしょうか。 能「烏帽子折」に大泥棒 熊坂長範(ちょうはん)が登場します。夜襲...
昨日から引き続き思いつくままにつらつら綴っています。気、志という言葉もよく使われる言葉です。 では何かといえば「気」は見えないもの 「志」は言語化されたものが多いように感じます。使う人によって意味が違うことも多いようです。 柳生宗矩『兵法家伝書』によると 気は外に発散するもの。これは単純に感じる人だけが感じるものではな...