心にしみる能の言葉を厳選してお届けします。 「いや”ぞ”という文字こそ返歌なれ」鸚鵡小町より 能楽の中では特に大切にされている曲の一つです。 関寺のあたりにいる年老いた小野小町を新大納言 家行が訪ねます。 帝からの歌「雪の上は ありし昔に変わらねど 見し玉簾の内やゆかしき」に返歌を求めれた小町は「ぞ」という一文字が返歌...
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心にしみる能の言葉を厳選してお届けします。 「死骸に蒙る旧恩に」皇帝より この物語に登場する鍾馗は五月人形としても知名度の高い中国の人物です。 皇帝の鍾馗の忘心が現れます。 科挙に合格しなかった鍾馗は階段に頭を打ち付けて自ら命を立ちます。 都に葬られ官位を与えられ緑袍を着せられ手厚く葬られます。 その恩に報いるために楊...
心にしみる能の言葉を厳選してお届けします。「父母のなき事を嘆き給ひ候程に」生田敦盛(いくたあつもり)より二歳で拾われた男の子は法然上人に拾われ大切に育てられ十歳になります。ある日の説法のときに母親があらわれ父親が敦盛だとわかります。大切に育てた子であっても◆生みの親が違うときは正直に話しましょう。本日も素晴らしい1日を...
心にしみる能の言葉を厳選してお届けします。「これは楠木正成なり」楠露(くすのつゆ)より台本の1行目の文章です。何か自分のことを話すとき無茶ぶりであっても落ち着いて◆まず自分の名前を名乗りましょう。本日も素晴らしい1日をお過ごしください。◆舞台出演予定ですhttp://nohgaku.com/?p=4920◆今月のイベン...
心にしみる能の言葉を厳選してお届けします。「いやさればこそ始めより天孫の光隠れなし」玉井(たまのい)より竜宮にやってきたホホデミノ尊は井戸の後ろにある木に隠れています。そこにやってきた玉依姫、豊玉姫がホホデミノ尊を見つけます。不審者と見られるか、予期せぬ来客と喜ばれるかは◆あなたの発するオーラと外見次第です。本日も素晴...
心にしみる能の言葉を厳選してお届けします。 「二刀、三刀、刺し通し、刺し通し」大江山より ふたかたな、みかたな、さしとおし、さしとおし 源頼光の家来が、大江山の鬼を退治する最後の場面です。 なんどもなんどもとどめを刺す。 現在は鬼退治はないですが、 自分が担当している仕事は ◆二回三回、確認作業をして詰めていきましょう...
心にしみる能の言葉を厳選してお届けします。「狂人走れば不狂人も走るとかや」関寺小町より関寺にいる年老いた小町を寺の子どもが訪ねてきます。和歌をよみ、嬉しそうな子どもが舞うに連られ小町も舞い始めます。動かない人を無理やり動かすよりも◆楽しそうな姿を見せてみましょう。本日も素晴らしい1日をお過ごしください。◆舞台出演予定で...
心にしみる能の言葉を厳選してお届けします。「聴聞せばやと思い候」通盛(みちもり)より篝火のあかりでくらい川を移動している夫婦はかすかに聞こえてきた経を聞くために船を漕ぐのをやめ音を消します。大事な話をするときは◆テレビやラジオ、BGMを消してみましょう。本日も素晴らしい1日をお過ごしください。◆舞台出演予定ですhttp...