髪型は行動に影響する?

髪型ってどのくらい行動に影響する??

朝活で髪型の話題が出たので髪型に関する記録をいくつかご紹介しようと思います。

明治時代にチョンマゲから今風の髪型に変わりました。

髪型は時代ごとにいろいろ変わります。

大昔からある髪型はスキンヘッドと直毛のロングヘアくらいでしょうか。

髪型が性格や行動にどのくらい影響するのか。現代のジェンダー問題にも通じる詔(みことのり)が出された記録があります。

天武天皇11年(682年)4月

今より以後、男、女、悉に髪結げよ。12月30日より以前に、結げおわれ。唯し髪あげむ日は、亦、勅旨を待へ」とのたまふ。婦女の馬に乗ること男夫の加きは、其れ是の日に起れり。

▶︎「男女ともに男がしている髪型にするように。年末までに終わらせるように。髪を結う日は後日通達します。」という内容です。
その日から女子は男のように馬に乗るようになったとか、、

そんな急に変わるものかは謎ですが、、狩や旅にいきたいと思っている人もたくさんいたんでしょうね。

髪型を男の髪型に変えるのは天照大神、神功皇后の伝説もあります。

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🙆‍♂️神功皇后

「吾、神祇の教を被け、皇祖の霊を頼りて、滄海を浮歩りて、躬ら西を征たむとす。是を以て、頭を海水に滌がしむ。もし験あらば、髪、自づからからに分かれて両つになれ」とのたまふ。即ち海に入れて洗ぎたまふに、髪、自からに分れぬ。
皇后健ち髪を結分けたまひて、鬟(みづら)にしたまふ。

しばらく男の姿をかりて強に雄しき略を起こさむ。

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▶︎朝鮮半島を攻略するのに神の後押しがあるなら髪が2つに分かれるでしょう。というって海にザブッと入る。プハ〜ッと上がってきたら髪が2つに分かれているた。
そして男の髪型に結い直したという場面です。

黒髪ロングヘアで水に入ったら真ん中で2つに分かれるのがほとんどでは??と思うのは私だけでしょうか。神の長い人、実験お願いいたします🤲

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🙆‍♂️天照大神

スサノウ尊が天にやってくると聞いた天照大神は攻撃されると疑って武装してスサノウを迎えます。
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すなわち髪を結げて鬟(みづら)になし、裳をひきまつひて袴になして、、、
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弓や剣を持ちオタケビをあげて迎えたと伝えられています。

柔和な女神とはだいぶイメージが違いますね。

話は戻り天武天皇の髪型の詔があり男女とも同じ髪型になりました。

そして2年後の天武天皇13年(684年)2年後に中国風の服装にする事と今までの選択ができるようになります。

この辺り男女が同じ髪型で同じような活動をし始めると何かと問題が多かったのかもしれません。

そして女子40歳以上になったら髪は結いあげても下ろしていてもどちらでもよい。馬に乗る時もまたがっても横座りでもどちらでもよい。巫女や祝(神職)など髪は結いあげなくてよい。

などなど細かくなったのかゆるくなったのか選べるようになってきます。

ちょうど明治時代にチョンマゲをやめて洋服を着るように御触れが出たのに似てますね。

髪型と性格や行動は男っぽくしたらそのように、女っぽくしたらやはり変わってくるものでしょうか??

現代では見た目美しい女子が「中身おっさん」とかいう人もいます。髪型と行動は相関関係があるようにも見えますが、関係ないような気もしますね😃

※画像はAIで作りました。

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森澤勇司(もりさわゆうじ) 能楽師小鼓方 1967年東京都生まれ。 テンプル大学在学中に見たこともない能楽界に入門し32歳で独立。 2000番以上の舞台に出演している。 43歳で脳梗塞で入院、 退院後、うつ状態克服のため心理学、脳科学を学ぶ。 復帰後は古典的な能楽公演を中心に活動している。 著書『ビジネス番「風姿花伝」の教え』 明治天皇生誕150年奉納能、 映画「失楽園」、大河ドラマ「秀吉」に 能楽師として出演。 2014年 重要無形文化財能楽保持者に選出される

曲目目次

あ行 か行 さ行 た行 な/は行 ま/や/ら行
(あ)
藍染川

葵上
阿漕
芦刈
安宅
安達原
敦盛
海士
海人
嵐山
蟻通
淡路

(い)
碇潜

生田敦盛
一角仙人
井筒
岩舟

(う)
鵜飼

浮舟
雨月
右近
歌占
善知鳥
采女

梅枝
雲林院
(え)
江口

江野島

烏帽子折
絵馬
(お)
老松

大江山
鸚鵡小町
大社

小塩
姨捨
大原御幸
小原御幸
女郎花
大蛇
(か)
杜若

景清
花月
柏崎
春日龍神
合浦
葛城
鉄輪
兼平
賀茂
通小町
邯鄲
咸陽宮
(き)
菊慈童

木曾

清経
金札
(く)
草薙
国栖

楠露
九世戸
熊坂
鞍馬天狗
車僧
呉服
黒塚

(け)
現在七面

源氏供養
玄象
絃上
月宮殿

(こ)
恋重荷

項羽
皇帝
高野物狂
小鍛治
小督
小袖曽我
胡蝶

(さ)
西行桜
逆矛

桜川
実盛
三笑

(し)
志賀
七騎落
自然居士
石橋
舎利
俊寛
春栄
俊成忠度
鍾馗
昭君
猩々
正尊
白鬚
代主

(す)
須磨源氏
隅田川
住吉詣

(せ)
西王母
誓願寺
善界
是界
是我意
関寺小町
殺生石
接待
蝉丸
禅師曽我
千手

(そ)
草子洗小町
草紙洗
卒都婆小町
(た)
大会
大典
大般若
大仏供養
大瓶猩々
第六天
當麻
高砂
竹雪
忠信
忠度
龍田
谷行
玉鬘
玉葛
玉井
田村

(ち)
竹生島
張良

(つ)
土蜘蛛
土車
経正
経政
鶴亀
(て)
定家
天鼓

(と)
東岸居士
道成寺
唐船
東方朔
東北
道明寺

木賊
知章

朝長
鳥追船
鳥追
(な)
仲光
難波
奈良詣
(に)
錦木
錦戸
(ぬ)

(ね)
寝覚
(の)
野宮
野守

(は)
白楽天
羽衣
半蔀
橋弁慶
芭蕉
鉢木
花筐
班女

(ひ)
飛雲
檜垣
雲雀山
氷室
百万

(ふ)
富士太鼓
二人静

藤戸
船橋
船弁慶
(ほ)
放下僧
放生川
仏原
(ま)
巻絹
枕慈童
枕慈童(カ
松風
松虫
松山鏡
満仲
(み)
三井寺

通盛
水無月祓
身延
三輪
(む)
六浦
室君
(め)
和布刈
(も)
望月
求塚
紅葉狩
盛久
(や)
屋島
八島
山姥
(ゆ)
夕顔
遊行柳
弓八幡
熊野
湯谷
(よ)
夜討曽我
楊貴妃
養老
吉野静
吉野天人
頼政
弱法師

(ら)

羅生門
(り)
龍虎
輪蔵
(ろ)
籠太鼓