おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「月はひとつ、影はふたつ」松風より かつての月見とは上を見上げるのではなく 水桶に月をうつして眺めるものでした。 都の男 行平はひとり、海士の女性 松風、村雨はふたり 周りから見ておかしくても ◆美しい思い出を残しましょう。 ...
森澤勇司の記事一覧( 97 )
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「その身は愚人、夏の虫の。火を消さんと飛び入りて」経正より 結末がわかっていても 行き先を変えられない精神状態に 追い込まれることがあります。 そういう自分を責めるとき ◆人は弱いものだと知ることができます。 本日も素晴らしい...
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「汝知らずや我昔。葛城山に年を経し。土蜘蛛の精魂なり」土蜘蛛より 先住民の比喩だという解釈もある能「土蜘蛛」 自分の相手と調和することをめざしたいですが、、、 勝ち負けのあるときには ◆相手の歴史、生い立ちにも意識を向けてみま...
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「我人の行功も。かようの為にてこそ候へ」道成寺より いざという時に役に立ちたければ 日頃の修行、目の前の仕事に 真剣に取り組むことが必要です。 能力を発揮できるのは ◆日頃から準備をしている人だけです。 本日も素晴らしい1日を...
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「賤の目に見えぬ鬼とや人の言ふらん」山姥より 人はうまく言ったときに 運がいいとか、引き寄せたということを思います。 実際には周りがお膳立てしてくれただけのこともあります。 ◆生きている人間の気遣いの積み重ねに気づきましょう。...
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「たとひいかなる悪霊なりとも、行者の法力つくべきかと」葵上より 光源氏の正妻 葵上を取り殺そうとする 六条御息所の悪霊を横川小聖が祈ります。 相手の力が強くても ◆最後までやりきると決める 本日も素晴らしい1日をお過ごしくださ...
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「魂は籠中の鳥の開くを待ちて去るに同じ」歌占より 父と子の再会の物語です。 伊勢の神主が急死し三日後に生き返る。 死んでいる間に見てきた 地獄の様子を語る場面に登場する言葉です。 魂というものは 籠の中の鳥のようなもの 戸が開...
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「獅子は小虫を食はんとても、まづ勢ひをなすとこそ聞け」石橋(しゃっきょう)より 自分には楽勝なあいてだと思う心が 隙きをうみます。 ◆軽いと感じられたときほど生きる姿勢が試されます。。 本日も素晴らしい1日をお過ごしください。