履虎尾不咥人。亨。 彖曰、履、柔履剛也。説而應乎乾。是以履虎尾不咥人、亨。剛中正、履帝位而不疚、光明也。 象曰、上天下澤履。君子以辯上下、定民志。 虎の尾を履むも人を咥わず。亨る。 彖に曰く、履は、柔にして剛を履むなり。説びて乾に応ず。ここをもて虎の尾を履むも人を咥わず、亨るなり。剛中正にして、帝位を履みて疚しからず、...
森澤勇司WEB参考資料( 12 )
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小畜亨。密雲不雨、自我西郊。 彖曰、小畜柔得位而上下應之、曰小畜。健而巽、剛中而志行。乃亨。密雲不雨、尚往也。自我西郊、施未行也。 象曰、風行天上小畜。君子以懿文徳。 小畜は、亨る。密雲あれど雨ふらず、わが西郊よりす。 彖に曰く、小畜は柔、位を得て上下これに応ずるを、小畜と曰う。健にして巽い、剛中にして志行わる。すなわ...
比、吉。原筮、元永貞、无咎。不寧方來。後夫凶。 彖曰、比吉也。比輔也。下順從也。原筮、元永貞、无咎、以剛中也。不寧方來、上下應也。後夫凶、其道窮也。 象曰、地上有水比。先王以建萬國親諸侯。 比は、吉なり。原ね筮いて、元永貞なれば、咎なし。寧からざるものもまさに来らん。後るる夫は凶なり。 彖に曰く、比は吉なり。比は輔くる...
師、貞。丈人吉无咎。 彖曰、師衆也。貞正也。能以衆正、可以王矣。剛中而應、行險而順。以此毒天下、而民從之。吉又何咎矣。 象曰、地中有水師。君子以容民畜衆。 師は、貞なり。丈人なれば吉にして咎なし。 彖に曰く、師は衆なり。貞は正なり。能く衆を以いて正しければ、もって王たるべし。剛中にして応じ、険を行ないて順なり。ここをも...
訟、有孚窒。{心|易}中吉、終凶。利見大人。不利渉大川。 彖曰、訟上剛下險。險而健訟。訟有孚窒、{心|易}中吉、剛來而得中也。終凶、訟不可成也。利見大人、尚中正也。不利渉大川、入于淵也。 象曰、天與水違行、訟君子以作事謀始。 訟は、孚ありて塞がる。{心|易}れて中すれば吉、終われば凶なり。大人を見るに利ろし。大川を渉る...
需、有孚。光亨。貞吉。利渉大川。 彖曰、需須也。險在前也。剛健而不陷、其義不困窮矣。需有孚、光亨、貞吉、位乎天位、以正中也。利渉大川、往有功也。 象曰、雲上於天需。君子以飲食宴樂。 需は、孚あり。光いに亨る。貞なれば吉なり。大川を渉るに利ろし。 彖に曰く、濡は須つなり。険前に在るなり。剛健にして陥らず、その義困窮せず。...
蒙、亨。匪我求童蒙。童蒙求我。初筮告。再三{水|賣}。{水|賣}則不告。利貞。 彖曰、蒙、山下有險。險而止蒙。蒙亨、以亨行、時中也。匪我求童蒙、童蒙求我、志應也。初筮告、以剛中也。再三{水|賣}、{水|賣}則不告、蒙也。蒙以養正、聖功也。 象曰、山下出泉蒙。君子以果行育徳。 蒙は亨る。我より童蒙に求むるにあらず。童蒙よ...
屯、元亨利貞。勿用有攸往。利建侯。 彖曰、屯剛柔始交而難生、動乎險中。大亨貞、雷雨之動滿盈。天造艸昧、宜建侯而不寧。象曰、雲雷屯。君子以經綸。 屯は元いに亨りて貞しきに利ろし。往くところあるに用うるなかれ。候を建つるに利ろし。彖に曰く、屯は剛柔はじめて交わりて難生じ、険中に動くなり。元いに亨りて貞なるは、雷雨の動きを満...