能の曲( 19 )

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良い政治とは【難波】
森澤さま おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「高き屋に、上りてみれば煙立つ、民のかまどは、賑わいにけりと」難波より 仁徳天皇が高いところから見下ろし 国民の生活をよんだ歌が能「難波」に 挿入されています。 かまどから煙が出ないほど 住んでいる人の暮らしぶりが悪...
本題を際立たせる【葛城】
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「急ぎ候間、程なく葛城山に着きて候」葛城より ゆっくりと思われる能ですが、、 話の展開はものすごいスピードです。 何処かに行こうと思い立つ 台本で5行くらい話すと もう現地についているという 猛スピード移動です。 聞かせたい話...
神か悪魔か【巻絹】
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「神は上がらせ給ふと、言い捨つる」巻絹より 都から巻絹を届けに来た男は 音無の明神の梅にひかれ 歌をよんで納期に遅れてしまいます。 どこからともなく巫女が現れ 神がかったようすで 男が読んだ歌を語りだします。 ひとしきり歌い舞...
いざ鎌倉【鉢木】
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「はじめ笑いし輩も、これ程のご気色さぞ羨ましかるらん」鉢木より 大雪の日、旅人が立ち寄った家は 落ちぶれた武士 佐野の源左衛門夫婦の家でした。 なにもなく、もてなすことのできない 源左衛門は大切にしていた鉢の木、 梅、桜、松を...
能動的に親子になる【卒都婆小町】
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「親の無ければ我が為に心を留むる子もなし」卒都婆小町より 親とつながることによって 自分が子になり 子とつながることもできる ◆親に受けた恩を思い出してみましょう。 本日も素晴らしい1日をお過ごしください。
ちょっとのつもりが【女郎花】
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「この野辺の女郎花に眺め入りて、未だ八幡宮に参らず候」女郎花より ちょっとのつもりが、 思いの外に心惹かれてしまうことがあります。 ちょっと寄り道しようかなと思うときは ◆多めに時間確保をしておきましょう。 本日も素晴らしい1...
目的が変わってしまう時【鉄輪】
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「起きても寝ても忘れぬ思いの」鉄輪より 人が人を好きになる時 気持ちが離れてしまった人を 取り戻したいと思ったとき 相手の幸せよりも 破壊が目的になってしまうことがあります。 最新の脳科学は脳には 他人と自分の区別はないと言う...
意味よりも大切なもの【井筒】
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「互いに影をみず鏡、面をならべ袖をかけ」井筒より 幼いときの思い出、 お互いにはずかしがって 顔を見合わせない 水にうつった お互いの顔を眺めている そんな場面です。 意味よりも ◆原文の言葉の響きを味わいましょう。 本日も素...

曲目目次

あ行 か行 さ行 た行 な/は行 ま/や/ら行
(あ)
藍染川

葵上
阿漕
芦刈
安宅
安達原
敦盛
海士
海人
嵐山
蟻通
淡路

(い)
碇潜

生田敦盛
一角仙人
井筒
岩舟

(う)
鵜飼

浮舟
雨月
右近
歌占
善知鳥
采女

梅枝
雲林院
(え)
江口

江野島

烏帽子折
絵馬
(お)
老松

大江山
鸚鵡小町
大社

小塩
姨捨
大原御幸
小原御幸
女郎花
大蛇
(か)
杜若

景清
花月
柏崎
春日龍神
合浦
葛城
鉄輪
兼平
賀茂
通小町
邯鄲
咸陽宮
(き)
菊慈童

木曾

清経
金札
(く)
草薙
国栖

楠露
九世戸
熊坂
鞍馬天狗
車僧
呉服
黒塚

(け)
現在七面

源氏供養
玄象
絃上
月宮殿

(こ)
恋重荷

項羽
皇帝
高野物狂
小鍛治
小督
小袖曽我
胡蝶

(さ)
西行桜
逆矛

桜川
実盛
三笑

(し)
志賀
七騎落
自然居士
石橋
舎利
俊寛
春栄
俊成忠度
鍾馗
昭君
猩々
正尊
白鬚
代主

(す)
須磨源氏
隅田川
住吉詣

(せ)
西王母
誓願寺
善界
是界
是我意
関寺小町
殺生石
接待
蝉丸
禅師曽我
千手

(そ)
草子洗小町
草紙洗
卒都婆小町
(た)
大会
大典
大般若
大仏供養
大瓶猩々
第六天
當麻
高砂
竹雪
忠信
忠度
龍田
谷行
玉鬘
玉葛
玉井
田村

(ち)
竹生島
張良

(つ)
土蜘蛛
土車
経正
経政
鶴亀
(て)
定家
天鼓

(と)
東岸居士
道成寺
唐船
東方朔
東北
道明寺

木賊
知章

朝長
鳥追船
鳥追
(な)
仲光
難波
奈良詣
(に)
錦木
錦戸
(ぬ)

(ね)
寝覚
(の)
野宮
野守

(は)
白楽天
羽衣
半蔀
橋弁慶
芭蕉
鉢木
花筐
班女

(ひ)
飛雲
檜垣
雲雀山
氷室
百万

(ふ)
富士太鼓
二人静

藤戸
船橋
船弁慶
(ほ)
放下僧
放生川
仏原
(ま)
巻絹
枕慈童
枕慈童(カ
松風
松虫
松山鏡
満仲
(み)
三井寺

通盛
水無月祓
身延
三輪
(む)
六浦
室君
(め)
和布刈
(も)
望月
求塚
紅葉狩
盛久
(や)
屋島
八島
山姥
(ゆ)
夕顔
遊行柳
弓八幡
熊野
湯谷
(よ)
夜討曽我
楊貴妃
養老
吉野静
吉野天人
頼政
弱法師

(ら)

羅生門
(り)
龍虎
輪蔵
(ろ)
籠太鼓