日本人の季節感 朝は『万葉集』のお話がちらっとあったので現在のカレンダーになる前の年中行事を並べてみました。 月齢で決まる暦、太陽暦で決まる暦、複合型で決まる暦が交錯しています。季節はおおよその目安です。 月齢で決まる五節句は明治時代に廃止され、日付優先で民間行事として残りました。それなので季節感はだいぶ違います。 『...
森澤勇司WEBき
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牛の頭に人の体 『聖書』を読んでいると一神教といいながら複数の神が登場する。 本日は「レビ記」アザゼル、モレク神、これらについては諸説あるので各自の信じるところに任せるとして、、 一説によると頭が牛で人の体のように描かれる事が多いようです。 日本の中でも同型の⭕️牛頭天王が祀られている神社も...
新月は満月のこと 今日は頭が混乱する言葉の交錯をテーマにすることにしました。 朝活の話題から連鎖してイメージが湧いてきました。『聖書』は常夜灯の話題。『源氏物語』平安時代の通夜の話がでました。 自分の課題も宇宙の話が出てきたので暗い夜に見える星空をイメージしていました。 カレンダーを見たら今日は旧四月二十七日、 5月2...
人生に意味はあるのか? 『夜と霧』の著者として、また実存分析を創始した精神医学者として知られるヴィクトール・フランクルさんの公演を記した一冊です。『夜と霧』はあまりにも有名な一冊です。この「それでも人生にイエスと言う」は体験的な部分よりも思想的な部分が多く語られている一冊です。 人生に意味や目的を求める人は多いと思いま...
阿彌陀佛、阿弥陀如来の曲は数多くありますが、 「清経」を稽古することにしました。 8月15日は終戦でもあります。 大東亜戦争のことが話題になり取り沙汰されますが、 それ以前の数々の戦争のことは風化してしまって話題にもなりません。 勝者がいれば敗者がいる。 能楽の曲は多くが敗者を描いたものです。 勝者にも敗者にも区別なく...
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「さん候、面目も無き御使いに参りて候」清経より 清経の従者、粟津三郎が清経の妻を訪ねます。 清経の訃報を伝えるためでした。 面目もないしらせ 「いいにくいことなんですが、、」 言いにくい知らせは ◆相手に心の準備をさせる一言を...
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「蘇武が旅寝は北の国」砧より そぶがたびねはきたのくに 能「砧きぬた」の中に挿入される 中国故事です。 19年幽閉され誰もが死んだと思っていた蘇武は 彼は穴倉に飲食物も無く捨て置かれたが、 雪を齧り 節の飾りについている毛を ...
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「七百歳を保ちぬるも、この御枕の故なれや」菊慈童より 700年生きている慈童は枕にこんな文章が書いてありました。 「具一切功徳 慈眼視衆生 福聚海無量 是呼応頂礼」 ぐいっさいくどく じげんじしゅじょう ふくじゅかいむりょう ...