朝活での『源氏物語』完読会も順調に進み只今「蜻蛉」に入りました。残すところあと一帖「夢浮橋」のみです。 「蜻蛉」の中で宮中に働く女性たちが氷を割ったり手に持ったりしている場面があります。 小宰相「なかなか、もののあつかひに、いと苦しげなり。たださながら見給へかし」 夏の暑い日に超貴重品の氷がやってきますが、後始末など大...
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心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「あまりに苦しう候ほどに薪を下ろし休まばやと思い候」飛雲より 羽黒山に向かうやあ節の前に、 薪を背負った老人が現れます。 山を歩いてきた老人は 薪を下ろし紅葉の下で休憩します。 山伏は紅葉の下に休む老人を 何か意味ありげに感じて話しかけます。 後場は山伏と鬼神の対決になりま...
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「先非を悔ゆる父が心、涙の色にも見ゆらんものを」雲雀山より 父においだされた娘は 乳母にかくまわれて過ごします。 心を改めた父親が探しだし 父親と中将姫は再会します。 権力がある父親は時として 子どもを社会から葬る ほどの罰を...
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「人は雨夜の月なれや。雲晴れねども西へゆく」百萬より 人生は雨の夜の月のようなもの 迷いや悩みの雲が晴れなくても 死に向かうことは止めることができない ダメと思っても ◆精一杯生きれば活路は開けます。 本日も素晴らしい1日をお...