オトナ語の謎。

◆今日の一冊

オトナ語の謎。 (新潮文庫)/糸井 重里

¥580
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『オトナ語の謎。』
オレ的にはアグリーできかねるんだよね。

糸井 重里 監修

新潮文庫
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2003年に出版された本です。

言葉の本としては少々クラシックです。

自分が普段接していない集まりには特有な言葉遣いが有ります。

そんなこともあって読んでみました。殆どこの本に記載が有ったのでスッキリしました。

監修の糸井重里さんは高校時代にオトナ語という概念を持ったそうです。

インターネットの新聞『ほぼ日刊イトイ新聞』に連載されていたものをまとめたそうです。

普段使っていても辞書に載っていない用例の数々楽しんでみてはいかがでしょうか。

「にんげん」

「人事のにんげん」「営業のにんげん」

良く聞きますね。

「上のにんげん」「下のにんげん」

天は造っているんですね。
人の上にも下にもにんげん

「オトナになる」

「オトナになって長い目でみて」

「ちょっと○○君かしてくれる」

「たのまれてくれる?」


形としては質問だが命令らしい

「すばらしい」はあいづちで

「悪くないですね」はほめ言葉

「マラソンでいうと~キロ地点」

「実際問題」「長のつく人」

「ありバージョンとなしバージョン」

「3つある」「落とし込む」

昔話や演劇をオトナ語で書き換えたコラムもあり楽しめる一冊です。

ぜひ読んでください。

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◆〈2〉編集後記

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今日もありがとうございます。
森澤勇司です。

「我々」とか「シェアします」と隣で言われてドキッとしたことが有ります。

これ自分の意志関係ないですよね。

「私は違いますとか」「いりません」っていう間もありません。

変な感じがスッキリした言葉が有りました。

「ご教授願います。」

著者はこれを間違いと書こうとしたそうです。
しかし調べてみると間違いではない。

「ご教示願います。」

こっちはどうかなという提案をしています。

スッキリするというのはいいですよね。

もう一つは本書には登場しないのですが、理由がハッキリしたことが有りました。

「腑に落ちる」

これです。
これも明治期から使われていて間違いではありませんが、何か変な感じがしていました。

この理由がわかった!

長年のつまりが解消されました。

五臓六腑のどこに落ちるのか無意識に考えていたようです。

「腑に落ちない」はどこにも落ちませんが

「腑に落ちる」はどこに落ちるのか

行き先不明になったような変な気持ち悪さが原因だったようです。

朝スッキリは体にいいですね!

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↓なつかしいですね。ピンクのうさぎ

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この記事を書いた人

森澤勇司(もりさわゆうじ)
能楽師小鼓方 1967年東京都生まれ。 テンプル大学在学中に見たこともない能楽界に入門し32歳で独立。 1500番以上の舞台に出演している。 43歳で脳梗塞で入院、 退院後、うつ状態克服のため心理学、脳科学を学ぶ。 復帰後は古典的な能楽公演を中心に活動している。 著書『ビジネス番「風姿花伝」の教え』 明治天皇生誕150年奉納能、 映画「失楽園」、大河ドラマ「秀吉」に 能楽師として出演。 2014年 重要無形文化財能楽保持者に選出される