さむがりやのねこ
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あなたもできる!朝活読書。
vol.205 2011年4月7日配信
『さむがりやのねこ』
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▼《1》今日の一言
▼《2》今日の一冊
▼《3》編集後記
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▼〈1〉今日の一言 #205
「あなたにとって走るとは?」
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▼〈2〉今日の一冊
『さむがりやのねこ』
わたなべ ゆういち 作・絵
フレーベル館
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絵本です。
北の国にすむ寒がり屋の猫が主人公です。
寒がり屋の猫は冬が来るのでたくさん着込んで
南の国に向かいます。
夜が更けてきたので
通りすがりの家の前においてあった
洗濯物の中で眠ります。
するとその家のおばあさんに
洗濯されて干されてしまいます。
凍りかけて気を失っていた猫は
眼をさまし早く南の国に行くために
走り出します。
夜が明けるまで走るとからだが
暖かくなって嬉しくなって
南の国に行くのをやめました。
そんなお話です。
●この本を一言でいうと
「自分の可能性」です。
●おすすめのポイント
寒がり屋の猫は
・自分が北の国に住んで
いることを嘆いている。
(寒がりという問題を抱えている)
・南の国に向かった。
(寒さを感じないが寒がりが変わるわけではない)
・洗濯物と一緒に干され凍りそうになる。
(危機感)
・逃げ出そうと走ることによって
寒さを克服できた。
(必然から生まれた解決法で根本的問題解決)
自分が北の国に住んでいるとすると
走るとはどんな事にあたるのか
考えるきっかけになりました。
●生活への活かし方
話の流れの解釈はいろいろあると思いますが、
一つの考えとしては言葉の置き換えで
色々な場面で南に行こう
(根本的な問題解決にならない方法)
としているだけではないか
という事を考えるきっかけになります。
転職を考えている方にもおすすめします。
●その他
子どもが持ってくるので
何度も音読していましたが、
「根本的な問題解決」
という内容を感じたのは初めてでした。
絵本というのは色々な
メッセージが詰まっています。
読んで聞かせるときも
「凍らなくてよかったね」
ということよりも
「走って暖かくできる事がわかって良かったね」
というところを補足したいと思います。
ぜひ読んでください。
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▼〈2〉編集後記
今日もありがとうございます。
森澤勇司です。
この絵本の「寒がり」の解決は
自分も周りも気が付かない方法
だったのではないかと思います。
まして周りがみんな寒がりで
それが当たり前なら走って暖かくなる
という事は思いもよらないことです。
自分で簡単にできるのに
自分も周りも当たり前すぎて
気が付かない事
これって一つじゃなさそうですね。
私も昨年ICUをでてから
この事が非常に気にかかっていたので
いろいろな勉強会に参加しました。
気付かないことに気づきたいと
思っている方にはアクティブ・ブレイン・セミナー
はおすすめです。
小学生から年配の方まで参加者の
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「あなたにとって走るとはどんなことでしょう?」
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古典の壁をなくしたい方におすすめです。
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▼おまけ
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