アンジュール
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あなたもできる!朝活読書。
vol.212 2011年4月14日配信
『アンジュール』
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▼《1》今日の一言
▼《2》今日の一冊
▼《3》編集後記
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▼〈1〉今日の一言 #212
「あなたにとって文字とは?」
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▼〈2〉今日の一冊
『アンジュール』
ある犬の物語
ガブリエル・バンサン 著
ブックローン出版
昨年10月27日号『世界で一番愛される絵本たち』
ここで紹介されているベルギーの絵本作家
ガブリエル・バンサン女史のデビュー作品です。
鉛筆デッサンで描かれた絵本です。
●この本を一言でいうと
「脳が見た世界」です。
●おすすめのポイント
絵本の部分に文字はありません。
デッサンのみの本です。
車から捨てられた犬の物語です。
ストーリーは文字ではないので読む方の
感覚でだいぶ印象が変わると思います。
実際に目にしている世界と脳が見ている世界は
違うという話を聞いたことが有ります。
これがそうなんだと実感できるような
絵で物語が構成されています。
毎日暮らしている部屋の中でも
写真のようにすべてを記憶している方は
少数だと思います。
そんな記憶の残像に残っている物を
取り出して絵で見せられたような
インパクトが有ります。
シンプルでありながら本当に見ていたような
感覚がしてきます。
また著者は水墨画に影響を受けたと語っています。
●生活への活かし方
お子さんがいる方は絵を見ながら
お話をしてあげるのがおすすめです。
少し疲れ気味の方は人間は
シンプルな世界で癒されてください。
色のない異色の絵本です。
ぜひ読んでください。
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▼〈2〉編集後記
今日もありがとうございます。
森澤勇司です。
鉛筆デッサンで”書かれた物語”としたかったのですが、
指摘されても仕方ないので「描」を使いました。
(ー_ー)!!(*^。^*)が文字として機能するならば
この本のデッサンは文字以上に語りかけてきます。
絵は全てそうだという意見もあるとは思いますが、
この本を開いていただければ「なるほど」と
納得していただけるのではないかと推測しています。
私にとってはデッサンという文字で書かれた物語でした。
「あなたにとって文字とは?」
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▼編集後記の後記
ここまで済んでからインタビューを読むと
日本画に影響を受けたという記事が有りました。
感動した作品の著者ガブリエルさんは
私たちの文化に影響を受けたと語っています。
水墨画は脳が見た世界を描いているから
深く響くのですね。これは大きな収穫でした。
「私たちは外国人に水墨画の良さを
伝えられるでしょうか?」
『世界で一番愛される絵本たち』
http://ameblo.jp/yu-o-mo/entry-10688835561.html
『さむがりやのねこ』
http://ameblo.jp/yu-o-mo/entry-10853438251.html
『ヒグマの楽園』
http://ameblo.jp/yu-o-mo/entry-10693698881.html
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▼おまけ
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http://ameblo.jp/yu-o-mo/entry-10688835561.html
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