【中国語対訳で紹介する日本のすべて】陳 淑海 著

中国語対訳で紹介する日本のすべて―中国語でもよくわかる、ほんとうの日本/陳 淑梅
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vol.301  2011年7月12日配信

『中国語対訳で紹介する日本のすべて』

陳 淑海 著

日本文芸社

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『日本人はあらためて日本のよさを
再確認し、中国の方は日本への理解を
より深めていただければ幸いです。』

本文より

▼「はじめてしりました?」

中国語を勉強中の日本人、
日本を知りたい中国の方むけに
日本の事柄をコンパクトにまとめた一冊です。

中国語と日本語が併記されているので
中国語ではどういう表記をするのかが
よくわかります。

日本の年中行事、シンボル、しきたり、
食べ物など15のジャンルに分けられ
それぞれの解説をしてあります。

47都道府県の特徴などもまとめてありますので、
中国語を勉強していなくても使える一冊です。

日本人の心・日本人的心の章に

「甘え」というのが有りました。
上司と部下、親と子だけではなく
企業間の談合、役所の怠慢など
「甘え」という構造があると書かれています。
中国ではない感覚なのでしょうか。

また「心配り」(気配り?)の
中国語の漢字を見ると「体貼」とかいてあります。
同じ漢字でも用法がだいぶ
違うということがわかります。

日本の文化・伝統芸能の章の
能・歌舞伎・文楽などの解説は
日本語の解説よりも
まとめ方の焦点が絞られていて
それぞれの特色とコントラストが
わかりやすく感じました。

日本の文化について知りたい方、
外国人に聞かれて困った方、
外国人向けの参考書や外国人著者の
日本紹介の本は結構役に立ちます。

ぜひ読んでください。
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▼編集後記
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

今日もありがとうございます。
森澤勇司です。

外国人向けの日本解説書は、
日本人のための国内旅行ガイドブックとは
視点や言い回しがちがって面白いですね。

同じ漢字を使っていても表記が同じものと
全く違うものがあるのも興味深いです。

根性、謙虚、恩、縁などは同じです。

義理は情理、本音は真心活、建前は原則活、
など漢字の使い方や意味も再発見できます。

そばの食べ方、焼き魚の食べ方や
お箸の使い方など細かなことまで
まとめられているのはいいですね。

日本の事がわかるということもそうですが、
外国から見た日本ということを
知ることができるのは良いことだと思います。

知らない郷土芸能や地方行事も
結構ありました。

「はじめてしりました?」

 

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この記事を書いた人

森澤勇司(もりさわゆうじ)
能楽師小鼓方 1967年東京都生まれ。 テンプル大学在学中に見たこともない能楽界に入門し32歳で独立。 1500番以上の舞台に出演している。 43歳で脳梗塞で入院、 退院後、うつ状態克服のため心理学、脳科学を学ぶ。 復帰後は古典的な能楽公演を中心に活動している。 著書『ビジネス番「風姿花伝」の教え』 明治天皇生誕150年奉納能、 映画「失楽園」、大河ドラマ「秀吉」に 能楽師として出演。 2014年 重要無形文化財能楽保持者に選出される