【能の言葉】恩師に対する気持ち
心にしみる能の言葉を
厳選してお届けします。
「忝なしや師の恩 影をばいかで踏むべき」雷電より
天神様で有名な菅原道真公の霊が、
恩師を訪ね世話になった昔を
回想する場面の言葉です。
影と陰というのは漢字が使い分けられているというのは
ご存知でしょうか。
影はそのもの月影、星影、面影などそれ自体をさします。
陰は光があたる反対側にできる物の陰です。
木陰という言葉もありますね。
近代の研究ではこんな発表もされています。
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ロイヤルホロウェイ大学と伊トレント大学の
共同研究グループが行った研究によれば、
人の脳はその人自身の影をあたかも体の一部として
認識していることが明らかになったと言う事です。
http://x51.org/x/03/12/1619.php
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光ができる陰を踏むかどうかではなくて
人の影というのはその人そのもの
意図をもって踏みつけるということが
相手へのダメージをあたえる呪いです。
影踏みという遊びもその名残です。
大切な人にどんな思いで接しているのか
◆心の中をよくみてみましょう。
本日も素晴らしい1日をお過ごしください。
◆舞台出演予定です
http://nohgaku.com/?p=4920
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森澤勇司(もりさわゆうじ)
能楽師小鼓方
1967年東京都生まれ。
テンプル大学在学中に見たこともない能楽界に入門し32歳で独立。
2000番以上の舞台に出演している。
43歳で脳梗塞で入院、
退院後、うつ状態克服のため心理学、脳科学を学ぶ。
復帰後は古典的な能楽公演を中心に活動している。
著書『ビジネス番「風姿花伝」の教え』
明治天皇生誕150年奉納能、
映画「失楽園」、大河ドラマ「秀吉」に
能楽師として出演。
2014年 重要無形文化財能楽保持者に選出される
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