おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「宗近に三拝の膝を屈し」小鍛冶より 名工 三条小鍛冶宗近は 帝から剣の製作依頼を受けます。 相槌をうつパートナーがいないため どうやってつくるか困っている宗近のまえに 稲荷明神が現れます。 神であっても 名工に敬意を払い 入門...
能の言葉( 18 )
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おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「白き花のおのれひとり笑の眉を開けたるは」半蔀より 源氏物語、夕顔をテーマにした能です。 あとに出てくる夕顔という女性、 夕顔の花を重ね合わせた表現になっています。 花を見かけたらどんな表情をしているのか ◆花の気持ちを察して...
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「かたき石にも矢のたつと申し候へば」放下僧より 敵討ちに行く兄が弟を説得する時に 中国の故事を語ります。 親の敵の虎を取るために 百日まちつづけ 矢を放つとトラに似た石にささり そこから血が流れ出たという伝説です。 不可能と思...
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「かように心を尽くし尽くして」通小町より 小野小町をたずね九十九日めに 力尽きてしまった 深草少将の言葉です。 どんなに尽くしても ◆相手にはすぐに通じないこともあります。 本日も素晴らしい1日をお過ごしください。
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「さん候、面目も無き御使いに参りて候」清経より 清経の従者、粟津三郎が清経の妻を訪ねます。 清経の訃報を伝えるためでした。 面目もないしらせ 「いいにくいことなんですが、、」 言いにくい知らせは ◆相手に心の準備をさせる一言を...
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「迷わぬ月に連れて行かん」遊行柳より 人間というのは決めたことを 日課にしても、忘れてしまいそうになったり 継続することを迷ったりしてしまう 迷う心を持っています。 迷いなく確実に動く月をみて 自分を導いてほしい 自分を導いて...
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「恋しき人の手慣れし物を、形見と名づけ初めし事、この時よりぞ始まりける」花筺より 照日の前という女性が 大切に持っていた花かごは 継体天皇より賜った 花筐(はながたみ)でした。 恋しいい人の持ち物の代名詞が「かたみ」と 言われ...
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「薬と菊の花の下に、帰らんことを忘れ、いざや御酒を愛せん」松虫より 阿倍野の酒場に集まる男たち 帰らんことをわすれ、、、 大昔から楽しい時間は早く過ぎます。 楽しさを継続するために ◆お開きの時間を決めておきましょう。 本日も...






