おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「これこそ誠の親の慈悲よ」蝉丸より 皇室に生まれながら 盲目だった蝉丸は 逢坂山に捨てられます。 現代だったらひどい話ですが、 前世、今世、来世という思想を持った人にとって 前世の行いによって盲目で生まれた。 今世で苦労して ...
能の曲( 39 )
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おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「はじめ笑いし輩も、これ程のご気色さぞ羨ましかるらん」鉢木より 大雪の日、旅人が立ち寄った家は 落ちぶれた武士 佐野の源左衛門夫婦の家でした。 なにもなく、もてなすことのできない 源左衛門は大切にしていた鉢の木、 梅、桜、松を...
東京の囃子方の主催する催しです。 舞囃子も「高砂」「八島」「草紙洗小町」「天鼓」「野守」と 能楽の5つのテーマが網羅された選曲になっています。 狂言も小学校の教科書にのっている「柿山伏」 能も人気曲「羽衣」と能楽堂デビューの方にもおすすめです。
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「この野辺の女郎花に眺め入りて、未だ八幡宮に参らず候」女郎花より ちょっとのつもりが、 思いの外に心惹かれてしまうことがあります。 ちょっと寄り道しようかなと思うときは ◆多めに時間確保をしておきましょう。 本日も素晴らしい1...
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「起きても寝ても忘れぬ思いの」鉄輪より 人が人を好きになる時 気持ちが離れてしまった人を 取り戻したいと思ったとき 相手の幸せよりも 破壊が目的になってしまうことがあります。 最新の脳科学は脳には 他人と自分の区別はないと言わ...
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「互いに影をみず鏡、面をならべ袖をかけ」井筒より 幼いときの思い出、 お互いにはずかしがって 顔を見合わせない 水にうつった お互いの顔を眺めている そんな場面です。 意味よりも ◆原文の言葉の響きを味わいましょう。
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「琴こそ聞こえ来にけり」小督より 清盛の従者 仲国が 小督局(こごうのつぼね)を探します。 月の晩に琴を ひくだろうということを 手がかりに 馬をはしらせ 耳をすませる その琴の音が聞こえてきた場面です。 自分の探している人の...
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「わらわが帰らんまでこの閨の内ばしご覧じ候な」安達原より 手塚治虫さんのアニメにもなった名曲の一つです。 http://tezukaosamu.net/jp/anime/18.html 学生鑑賞能でも頻繁に上演されています。 ...







