古典的な手法は効果的

古典的な手法は効果的
朝はやたらと「スパイ」という言葉が流れてくる。スパイといえば007
なんとなしにカッコいいイメージで描かれれます。
歴史で描かれるスパイはあまりカッコよくない『日本書紀』でも多数のスパイが登場します。
『孫子』には大量の兵士を無駄に死なせないために間諜(スパイ)の活用法が語られています。
————-
聡明な君主は動けば勝つ、成功のもとは先知なり。先知なる者は鬼神に取るべからず。事に取るべからず、度に験ずべからず。⭕️必ず人知に取るものなり。
————
必ず勝つためにはスピリチュアルな占い、呪いではなく、必ず人の情報の入手する。
このスピリチュアルは当時の十干十二支、流れ星、日蝕、お告げ、神秘、迷信などです。
そうした不確定な事柄は一切切り離して現実に生きる人の情報を入手する事の重要性が語られています。
そのために5種類の方法があります。
因間
→土地に詳しい民間人
内間
→敵国の上層部の人を使う
反間
→二重スパイ、敵国のスパイを寝返らせ知っている情報を提供させる
死間
→高度な駆け引き
自分の命を代償に偽情報で撹乱する。生還する事はほとんどない危険な仕事
生間
→何度も敵国に侵入し貴重な情報を入手する。007はここ?😃
戦というと軍隊が正面衝突!のイメージがあります。実際は映画にできないような地味な活動が多いのが間諜です。
トラップの種類も三十六計などに記されています。
流れてくるニュースとかほんとに引っ掛かってるのかと思うような2000年前の古典的なトラップばかり。
この当たり前に慣れてしまうのも瞞天過海の計と言えるかもしれません。
※画像はフジミ1/24 BOND CAR Submarineの箱画像です。
最新記事 by 森澤勇司 (全て見る)
- 古典的な手法は効果的 - 2025年10月31日
- 奈良県の鹿と江戸川区【春日龍神】 - 2025年10月30日
- 相撲が神事だった時代 - 2025年10月30日
- 常に起こる問題 - 2025年10月29日












コメントを投稿するにはログインしてください。