能楽授業でふと思ったこと

今日は中学校の授業でした。
小学校が多いので中学校は新鮮でした。
今日は同じ団体でもう一校あるらしくメンバーもいつもと違い、動画ではなく実演。かえって贅沢な会でした。
中学の教科書には「敦盛」が掲載されているのでみなさん学習済み。
実演の前は動画を見ているのであまり気にしていないことが今日はものすごく気になりました。
実演の舞は力強く見えます。一言で言えば「力強い」
で扇をもつ手を見てみると自然に見える
肩に注目すると力が入っていないように見える。
足の運びは軽く重くれていない。
全体も軽やかにともいえる。
こうした真逆の見え方がなんとも面白い。
声もかなり大きな声を出していますが怒鳴っているわけではない。
今日はそんな全体と部分の見え方の違いがなぜか気になる時間でした。
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森澤勇司(もりさわゆうじ)
能楽師小鼓方
1967年東京都生まれ。
テンプル大学在学中に見たこともない能楽界に入門し32歳で独立。
2000番以上の舞台に出演している。
43歳で脳梗塞で入院、
退院後、うつ状態克服のため心理学、脳科学を学ぶ。
復帰後は古典的な能楽公演を中心に活動している。
著書『ビジネス番「風姿花伝」の教え』
明治天皇生誕150年奉納能、
映画「失楽園」、大河ドラマ「秀吉」に
能楽師として出演。
2014年 重要無形文化財能楽保持者に選出される
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