大人の日本語

大人の日本語―30歳からの「絶対語感」の磨き方/外山 滋比古

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◆今日の一冊

『大人の日本語』

外山 滋比古 著

ビジネス書
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著者 外山滋比古さんは1923年生まれ。
お茶の水大学名誉教授の文学博士です。

人は言葉で生きる。

言葉がなくては生きていられない。

人間はことば次第である。

という文章から始まる一冊です。

生身の顔のほかに言葉の顔の大切さ、
生まれてから60ヶ月の言葉の習得機関の大切さ、
など普段使っている敬語や習慣について
語られています。

なにか良い習慣が、なくなる事に対する
軽い絶望感を見せつつも次世代への
期待をソフトな語り口で読ませてくれる
良い日本語の教科書です。

自動車に乗っている人の方が、
乗らない人に比べて怒りやすい理由

ユーモアとダジャレの違い

昨日の「オトナ語」とは違う「大人の日本語」

マナーブックより役に立つ内容です。

ぜひ読んでください。
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◆編集後記

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今日もありがとうございます。
森澤勇司です。

電車の中なのに携帯電話で話をしたり、
音楽を大音量でかけている人が近くにいると
イライラしますよね。

「車中の携帯電話の思わぬ落とし穴」
という章にプライバシーについて
語られた部分が有りました。

ヨーロッパからの客人が日本人の家に
泊まるときに

「プライバシーは有るか」

と尋ねたそうです。

有ると聞いて泊まりに行ったところ
プライバシーは無かった。

「鍵のかかる部屋がないか」

という意味だったという事です。

この章を読んで落語に出てくる
「長屋」と同じだなと思うようになりました。

隣の部屋の話し声や動作まで丸わかりの
薄い壁、、電車の中はそれすらありません。

プライバシーどころか化粧をしている人
もいれば通勤電車で食事をしたり
着替えたりしている人も見かけます。

「江戸っ子だね!」

電車の中は壁のない「長屋」です。
動く「長屋」を楽しんでみると
イライラは無くなってしまいました。

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この記事を書いた人

森澤勇司(もりさわゆうじ)
能楽師小鼓方 1967年東京都生まれ。 テンプル大学在学中に見たこともない能楽界に入門し32歳で独立。 1500番以上の舞台に出演している。 43歳で脳梗塞で入院、 退院後、うつ状態克服のため心理学、脳科学を学ぶ。 復帰後は古典的な能楽公演を中心に活動している。 著書『ビジネス番「風姿花伝」の教え』 明治天皇生誕150年奉納能、 映画「失楽園」、大河ドラマ「秀吉」に 能楽師として出演。 2014年 重要無形文化財能楽保持者に選出される