あなたの知らないガリバー旅行記
- あなたの知らないガリバー旅行記 (新潮文庫)/阿刀田 高
- ¥420
- Amazon.co.jp
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あなたもできる!朝活読書。
vol.252 2011年5月24日配信
『あなたの知らないガリバー旅行記』
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▼《1》今日の一言
▼《2》今日の一冊
▼《3》編集後記
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▼〈1〉今日の一言 #252
「あなたにとって風刺とは?」
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▼〈2〉今日の一冊
『あなたの知らないガリバー旅行記』
阿刀田 高 著
新潮文庫
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著者 阿刀田高さんは1935年生まれ。
国立国会図書館に勤務しながら執筆活動を
続け、直木賞、吉川英治文学賞などを
受賞した活動的な作家です。
1726年に発表された。
ジョナサン・スウィフトさんの「ガリバー旅行記」は
日本でも知らない人がいないくらい有名な
お話です。
ただ翻訳でも全文読んだ方は意外に
少ないのではないでしょうか。
実は当時のイギリスやフランスの政治
に対する痛烈な批判とブラックユーモア
であることが知られています。
その風刺からガリバー旅行記を
楽しく分析した一冊です。
●この本を一言でいうと
「その心は」です。
●おすすめのポイント
著者はこう語っています。
「ジョナサン・スウィフトからわれわれが
汲むべきものは、その辛辣な批判精神と風刺
の手法だろう。」
第一部リリパット国渡航記(小人国)、
第二部プロブディンナグ国渡航記(大人国)
第三部ラピュータ、バルニバーニ、
ラグナグ、グラブナブドリップ及び日本への渡航記、
(空飛ぶ島渡航記)
第四部フウイヌム国渡航記(馬の国渡航記)
第三部は現代の日本の風刺と言っても
言ってもよい内容です。
映画も封切になる「ガリバー旅行記」を
より楽しむためにもおすすめです。
ぜひ読んでください。
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▼〈2〉編集後記
今日もありがとうございます。
森澤勇司です。
時代を反映した流行語やギャグが
日々生まれています。
物まねも誰を真似しているのか
わからないと面白くないですよね。
時代も国も違う日本人が翻訳で読むよりも
当時のイギリス人にとってはかなり面白い
小説だったのではないかと思います。
それでも言葉は不思議なもので、
「これって今の日本の批判かな」
と思えるところが有ります。
ジョナサン・スウィフトは火星の衛星についても
書き残しているなど小学生のころから
非常に興味を持っていました。
ラピュータを通しての科学批判や
農業批判は痛烈な日本批判として
読んでみることもできると思います。
時代が変わっても人間の問題行動の
本質は変わらないからでしょうね。
「あなたにとって風刺とは?」
ジャガイモの花って見たことありますか?
http://ameblo.jp/bon-bon-kun/entry-10900324025.html
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