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言葉の重み【花筺】

おはようございます!

能楽師 森澤 勇司です。

心にしみる能の言葉を

厳選してお届けします。

「恋しき人の手慣れし物を、形見と名づけ初めし事、この時よりぞ始まりける」花筺より

照日の前という女性が

大切に持っていた花かごは

継体天皇より賜った

花筐(はながたみ)でした。

恋しいい人の持ち物の代名詞が「かたみ」と

言われるようになった伝説を能「花筐」は伝えています。

今は形見というと遺品のようですが、

能ができた時代は

生きている人でも会えなくなってしまった

恋しい人の持ち物を形見と言います。

一つの言葉ができた背景を知ることで

◆一言の重みが変わります。

本日も素晴らしい1日をお過ごしください。

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森澤勇司

重要無形文化財能楽保持者 20歳から能楽界に入る 43歳で脳梗塞の後 リハビリのため記憶の仕組み、心理学を学び復活 47歳で重要無形文化財「能楽」保持者に選出される。

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