端午の節句
5月5日は端午の節句と言われています。
明治の改暦以前は旧暦ですが、改暦以後は旧暦換算せずにナンバー優先で現在のカレンダーの5月5日になっています。
この端午の節句はもともとは初めの「午」の日です。
午は十二支のなかの午です。
現代のカレンダーをみてみると「午」ではなく「戌(いぬ)」の日になっています。
端午じゃないですね^^
では旧暦では?
こちらは子の日??午ではない。。。
じゃなんで端午の節句というのかといえば、、
語呂合わせです。
初めの午の日は1日から12日まで変動があります。半月近く幅がありますね。それで「午」を「ご」とよむので「五」に置き換えて端午にしています。「午前」「午後」な今でも使われている言葉です。江戸時代よりも前から端午の節句は「午」ではないのです。
同様に三月三日→上巳の節句も「巳」を「三」とよんで3月3日にしていますから十二支の巳にはなりません。
慣習を否定するものではありませんが、使っている言葉の意味は知っておきたいですね。
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森澤勇司(もりさわゆうじ)
能楽師小鼓方
1967年東京都生まれ。
テンプル大学在学中に見たこともない能楽界に入門し32歳で独立。
2000番以上の舞台に出演している。
43歳で脳梗塞で入院、
退院後、うつ状態克服のため心理学、脳科学を学ぶ。
復帰後は古典的な能楽公演を中心に活動している。
著書『ビジネス番「風姿花伝」の教え』
明治天皇生誕150年奉納能、
映画「失楽園」、大河ドラマ「秀吉」に
能楽師として出演。
2014年 重要無形文化財能楽保持者に選出される
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