モノの生まれかた
モノの生まれ方
朝活でモノの生まれ方の話題になりました。
科学的なモノの生まれ方は学校で習います。
思想的なモノの生まれ方は日常では聞かない人の方が多いと思います。
卵胎湿化(らんたいしっか)
神話でも自然界の話でもこの卵胎湿化が根っこにあります。
生物は四つの出生があると考えられていました。
▶︎卵→卵から生まれるモノ
▶︎胎→母親の胎内から生まれるモノ
▶︎湿→現在は虫も卵から生まれると知ってますがかつては湿度から生まれると考えられていました。
▶︎化→いつの間にか現れるモノ、神話などを読むのにひつような感覚
始めの二つ卵と胎は現代でもわかりやすいです。湿、じめじめから生まれるのも昔の人は小さい虫が卵から生まれることぐらいは知っています。それでも湿度から生まれるという思想的なものも複合型で捉えています。こういうのは論理的な説明というよりは感じ方ですね。
化というのも定義して分類できないことが多いです。卵でも胎でも「あれっいつのまに!」と思えば化と捉えることもできます。
神や鬼、妖精など親も出生もわからない。いつの間にか現れているのが化生のもの→バケモノになります。
街を歩いていて突然できたように感じる建物も成り出ると言えます。これも科学的なものではなく感覚です。
吉田松陰のような人も生物としてはヒトなので胎です。
山口県が生んだ天才
という表現もあります。
ニッサンが生んだフェアレディーZとは
手塚治虫が生んだ鉄腕アトム
色々生み出されても父母の系譜があるわけではない生まれ方も普通にあります。
小説の主人公も小説家が生み出します。
それだけではなくタレント事務所からデビューした人も生んだという表現で語られることもあります。
〇〇事務所が生んだスター
宝塚が生んだ、育てた〇〇
など生んだり育てたりは赤ちゃんから育てる意味以外にもよく使われています。
害虫は汚れから生まれるように感じられますし
病気や邪気は悪口やストレスから生まれるというのも感覚です。
昔と今と日本語は変わりますが、共通している感覚も多いものです。
毎朝も掃除をしているときに「この埃や汚れはどこからくるのだろう?」と思うことがあります。
空気中のチリが、、、と科学的に考えることもできますし、心の垢が見える化したものと捉えることができます。
陰謀論の人なら、○国が日本を滅ぼすために送り込んだストレス発生物質だという解釈もできるかもしれません。
湿と化に関しては、科学的なことよりも日常では感覚的な捉え方の方が役に立つ場合があります。
よいものも不都合なものも何から生まれているのか。
感覚的捉えているものは科学的に捉えてみたり、科学的に理論で考えていることは感覚的に捉えてみたり視座を変えてみると見えないものが何から生まれてくるのか認識しやすくなります。
※画像はAIで生成しました。
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