邪馬台国論争の謎

邪馬台国論争の謎

朝活は『続日本後紀』読了
明日からは『春秋佐氏伝』読みます。
『日本書紀』なし、『聖書』Genesis

『春秋佐氏伝』は『春秋』とかかれるところもありますが元の『春秋』ではありません。吉田松陰の日記には『佐伝』と記載されていたり同じ書物でも呼び方いろいろです。

そんな呼び方、読み方がいろいろの中で何十年も論争されている「邪馬台国」があります。

『続日本後紀』には邪馬台国らしき記述があります。

漢字ばかりで「うっ」となりそうですが「乃=の」「川=つ」など現在使っているひらがなの使い方と同じ部分が多いので『古事記』の原文よりは親近感が持てます。

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嘉祥(849)二年三月二十六日

日本乃、⭕️野馬台能国遠、賀美侶伎能、宿那古那加、葦菅遠、殖生志川川国固米造介牟与理、

日本の⭕️野馬台の国を神ろぎの宿那古那が葦菅を殖生しつつ国固め造りけむより、

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この当時は「国がため」いわゆる建国は少彦名神とされていたようです。

イザナギ、イザナミだったり大国主神だったり、国常立神だったり明治からは神武天皇が主流になってます。

こうしてみると「日の本のヤマトの国」と言っています。

「日本(にほん)」はまだ国名ではないから形容詞です。

「野馬台」が単純に「ヤマト」だとしたら

九州も奈良もヤマトであることには変わりません。

現代の言葉だったら「九州と奈良はどちらが日本国か?」という論争です。

「邪馬台国論争」も江戸中期くらいから始まり、明治から盛り上がってきたようです。

今日までで『日本書紀』『続日本紀』『日本後紀』『続日本後紀』は読めました。追加して『古事記』『古語拾遺』『先代旧事本紀』『ホツマツタエ』『ウエツフミ 』など読んでみると正史には国の事業として作られた重みがあります。ほんとか嘘かは考古学の担当ですから本の真偽を言い切った時点で嘘です。

そんな視点が持てました。「それってあなたの感想ですよね?」

はい、私の個人的な感想です。

あの有名なオカルト雑誌、結構好きで読んでいましたが、、正史の方が格段に面白い。

「正しいより楽しい」という言葉があります。

「正しいこと」「公式なこと」を楽しいと思える人に少しなれました。

※画像はAIで生成しました。

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森澤勇司(もりさわゆうじ) 能楽師小鼓方 1967年東京都生まれ。 テンプル大学在学中に見たこともない能楽界に入門し32歳で独立。 2000番以上の舞台に出演している。 43歳で脳梗塞で入院、 退院後、うつ状態克服のため心理学、脳科学を学ぶ。 復帰後は古典的な能楽公演を中心に活動している。 著書『ビジネス番「風姿花伝」の教え』 明治天皇生誕150年奉納能、 映画「失楽園」、大河ドラマ「秀吉」に 能楽師として出演。 2014年 重要無形文化財能楽保持者に選出される

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