雑なことと冤罪のこと

朝活は『春秋左氏伝』『日本書紀』『聖書』
今日は言葉の意味ってなんなんだろうと思う朝でした。
最近、自分の周りでよく話題になるのが「雑」という言葉です。
掃除や片付けなど「雑」といいうと悪いイメージになります。
乱暴な感じというのか、向きがバラバラというのかそんなイメージが頭に浮かんできます。
もともと、、、というか今でも「雑」というのは「交わる」「いろいろ」という意味です。
それなので、玄関に靴を並べる時「雑」は向きがバラバラなので「雑」になります。
雑巾も、いろいろな余り布を寄せ集めるから雑巾
いろんな木が生えていれば雑木林
現在は悪い意味の方が強調されているように思います。
「雑節」という言葉もあります。
太陽暦でビシッっと決まっている二十四節気以外の季節の目安になる色々な節目です。
↓雑節
節分
彼岸
社日
八十八夜
入梅
半夏生
土用
二百十日
二百二十日
これらは乱暴なわけではなく二十四節気の中に入っていない。いろいろな基準が混じり合っているので雑節と呼ばれています。
「批判」というのも現在では悪いイメージがありますがかつては批評とおなじ意味で使われていました。
辞書見ればのっているいみなので知る人ぞ知る隠された真実とか、GHQが変えたというようなものではなく使われ方のイメージです。
とはいえ、悪いイメージの言葉をあえて主張して使うのはトラブルの元です。話している相手の定義している言葉を優先するか、なにか伝える前にこれはこういう意味でと一言そえないと勘違いされます。
そんな「いろいろ」「その他」という意味よりも「雑」といえば乱暴な意味で使われる。
そんなことを思っていたら世の中の冤罪というものがはっきりできるような社会のシステムがあればいいなあと頭に浮かんできました。
※画像はAIで生成しました。
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