誤解は解消されるのか? 明日は明後日の舞台9曲のうち6曲の「申合せ」をします。 その中の一曲「雲雀山(ひばりやま)」があったので「誤解の解消」をテーマにする事にしました。 「雲雀山」は奈良の名刹 當麻寺に伝わる中将姫の伝説が語られています。 中将姫は藤原不比等の曾孫にあたります。 藤原不比等→武智麻呂→豊成→中将姫 中...
森澤勇司WEBは行
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日本人は感情を表現しないと当たり前のように言われます。 能の台本ではセリフの冒頭に「悲しい」「嬉しい」がはじめに来ることが結構多いです。そんな一つの例として6月15日に上演される「羽衣」を例に宇宙人と地球人の交渉を深掘りしてみようと思います。 まず、漁師が登場、この日は凪で三保の松原に戻ってきます。 空から音楽が聞こえ...
6月10日「班女」の本番です。 能「班女」は漢詩の世界観を和歌で描いた秋の名作です。 少し季節先取りです。 七夕の日、客を取らなくなった遊女 花子。花子さんのルーツです。 とある客と取り交わした扇を大切に持ってます。 働かないので追い出される花子。 そこに約束通り迎えに来る吉田少将が登場します。 能では吉田少将と花子が...
百人一首と能 ただいま2チームで100日チャレンジをしています。 メンバーそれぞれの目標設定でしています。 百人一首のことを発信してくれるメンバーがいます。能の中にも多数引用されているので見直すきっかけになってありがたいです。 今までで出た関係あるところ四つまとめました。 ーーーー ▶︎天の原 ふりさけみ...
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5月3日麻生市民会館 「人間国宝の競演」にて「半蔀(はしとみ)」に出演します。 『源氏物語』を題材にした能はそのまま演劇になっているのではなくほぼ全てスピンオフ作品です。 「半蔀」も原作の後日談になっています。 お坊さんがひとり仏に供えた花の供養をしています。そこに女性が現れそこに白い花を一輪加えます。 お坊さんがこの...
銀座シックス 2025年4月29日「華曄會(かようかい)」 舞囃子3曲に出演します。 「高砂」能の後半 若い姿の住吉明神が舞う場面 「放下僧(ほうかぞう)」 親の敵を探す兄弟は大道芸人のふりをして旅に出ます。敵と出逢い油断させるため舞を舞う場面。中世歌謡が残る作品。 「杜若」 杜若の妖精が舞を舞う場面。 その他、 狂言...
朝活での『源氏物語』完読会も順調に進み只今「蜻蛉」に入りました。残すところあと一帖「夢浮橋」のみです。 「蜻蛉」の中で宮中に働く女性たちが氷を割ったり手に持ったりしている場面があります。 小宰相「なかなか、もののあつかひに、いと苦しげなり。たださながら見給へかし」 夏の暑い日に超貴重品の氷がやってきますが、後始末など大...