値段史年表
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朝活読書 vol.65 2010年11月18日配信
『値段史年表』
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◆《1》今日の一言
◆《2》今日の一冊
◆《3》編集後記
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◆〈1〉今日の一言 #65
「真っ先に思い浮かぶ物は?」
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◆〈2〉今日の一冊
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『値段史年表』
明治・大正・昭和
朝日新聞社 編
朝日新聞社
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明治20年頃から昭和62年頃までの物価の推移をまとめた
一冊です。
醤油、小麦粉を始め国家公務員の賞与など200強についての
金額の推移を1ページごとにまとめてあり興味のある物について
すぐに調べることができます。
蛇の目傘や和文タイプライターなど今では馴染みのないものや
よく目にするのに実は知らない数字が興味を引きます。
消防士の出場手当も1時間ごとの加算料金があることも
この本で知りました。
昭和62年当時、
巡査の初任給12万5千円、
総理大臣の給料
176万6千円
都知事の給料
125万円
国会議員
104万9千円
小学校教員の初任給
12万1784円
ダイヤモンド1カラット
265万円
タイ焼き
100円
タバコ(ピース)
120円
ガソリン1L
128円(年平均)
時刻表
740円
山手線初乗り
120円
など20数年たった現在大きく変わったものとそうでない物
多くのメッセージが含まれています。
特に解説もなく品名、年号、漢数字の値段だけで構成されている
本です。生活の無駄を見直したい方や発想を変えたい方にも大いに
役立つと思います。
ぜひ読んでください。
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◆〈2〉編集後記
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おはようございます。森澤勇司です。
昭和62年当時、和文タイプライターが41万円だそうです。
今だったら事務用パソコンだったらこの値段では買う方は
ほぼいないですね。
税金から給料をもらっている知事、総理大臣については
退職金等や賞与を含めると40年働いたサラリーマンの生涯所得が
4年で稼げるそうです。一般国民の10倍の収入に応じた仕事、
プレッシャーは並大抵のものではないでしょう。
何期も務められる方は超人です。
家電を買うときは大抵カタログやインターネットで予備知識を
持ったりある程度製品を絞って購入する方がほとんどだと思います。
選挙に行かない方は、自分のお金の行き先をあまり気にしていない
ところが太っ腹ですね。
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