【目で見てわかるはんだ付け作業】野瀬昌治 著
vol.302 2011年7月13日配信
『はんだ付け作業』
野瀬昌治 著
日刊工業新聞社
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『ハンダ付は溶接や接着剤とは違います。』
本文より
▼「どこまで自作しますか?」
整体や鍼、レストランや食堂など
私たちは上手いまずいという評価を
簡単に下します。
電気製品の修理はあまりチェックポイントが
わからないのではないでしょうか。
ひとつにはハンダ付の
うまさということがあげられます。
うまさというより「美しさ」です。
特に電子基盤や楽器など
ハンダ付の美しさは音にも影響してきます。
ハンドワイヤリングの真空管アンプも
こだわっているようでワイヤーの絡みなく
ハンダをノリ代わりにつけてあるとがっかり
してしまいます。
自作派も評論家君も
こだわりとはどういうことか
読んで損はないと思います。
ビンテージのハンダなど扱うときの
吸引の危険度なども意識して
おくとよいかもしれません。
「第三者が見たときに、適正な
はんだ付け条件下のはんだ付けかどうかが
判断できない場合は、不良として判定する」
という基準はもしかしたら他の分野にも
使えるかもしれません。
ぜひ読んでください。
_____
▼編集後記
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
今日もありがとうございます。
森澤勇司です。
電気部品というのはこだわる人は
こだわりますよね。
真空管やコンデンサー、電線など
結構集めました。
錫メッキの撚りの甘い線はギター配線に
重宝します。
9.99999、AWGなんていうつづりを見ると
つい嬉しくなってしまいます。
このコンデンサーやハンダは捨てるときに
注意が必要です。
50年代のビンテージコンデンサー
などには絶縁体に六価クロムやカドミウムが
含まれていることが有るそうです。
小さくてもゴミ箱に捨ててはいけないんです。
産業廃棄物として処理しなければ
環境汚染になってしまいます。
ハンダ付も換気が悪いと
鉛をかなり吸ってしまいます。
夏休みに工作しようと思っている方は
換気に気を付けて作業してください。
特に古い楽器やアンプなど修理するときには
危険な不純物が多いので注意が必要です。
「どこまで自作しますか?」
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