大過、棟橈。利有攸往。亨。 彖曰、大過、大者過也。棟橈、本末弱也。剛過而中、巽而説行。利有攸往、乃亨。大過之時大矣哉。 象曰、澤滅木大過。君子以獨立不懼、遯世无悶。 大過は、棟撓む。往くところあるに利ろし。亨る。 彖に曰く、大過は、大なる者の過ぎるなり。棟撓むとは、本末弱きなり。剛過ぎたれども中、巽いて説び行く。往くと...
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頤、貞吉。觀頤自求口實。 彖曰、頤貞吉、養正則吉也。觀頤、觀其所養也。自求口實、觀其自養也。天地養萬物、聖人養賢以及萬民。頤之時大矣哉。 象曰、山下有雷頤。君子以愼言語、節飲食。 頤は、貞しければ吉なり。頤を観てみずから口実を求む。 彖に曰く、頤は貞しければ吉なりとは、正を養えば吉なるなり。頤を観るとは、その養うところ...
大畜、利貞。不家食吉。利渉大川。 彖曰、大畜、剛健篤實輝光、日新其徳。剛上而尚賢。能止健、大正也。不家食吉、養賢也。利渉大川、應矣天也 象曰、天在山中、大畜。君子以多識前言往行、以畜其徳。 大畜は、貞しきに利ろし。家食せずして吉なり。大川を渉るに利ろし。 彖に曰く、大畜は剛健篤実にして輝光あり、日にその徳を新たにす。剛...
无妄、元亨、利貞。其匪正有{生/目}、不利有攸往。 彖曰、无妄、剛自外來而爲主於内。動而健。剛中而應。大亨以正、天之命也。其匪正有{生/目}、不利有攸往、无妄之往、何之矣。天命不祐、行矣哉。 象曰、天下雷行、物與无妄。先王以茂對時育萬物。 无妄は元いに亨り貞しきに利ろし。それ正にあらざるときは{生/目}いあり。往くとこ...
復、亨。出入无疾、朋來无咎。反復其道、七日來復。利有攸往。 彖曰、復亨、剛反也。動而以順行。是以出入无疾、朋來无咎。反復其道、七日來復、天行也。利有攸往、剛長也。復其見天地之心乎。 象曰、雷在地中復。先王以至日閉關、商旅不行、后不省方。 復は、亨る。出入疾なく、朋来りて咎なし。その道を反復し、七日にして来復す。往くとこ...
剥、不利有攸往。 彖曰、剥剥也。柔變剛也。不利有攸往、小人長也。順而止之、觀象也。君子尚消息盈虚、天行也。 象曰、山附於地剥。上以厚下安宅。 剥は、往くところあるに利ろしからず。 彖に曰く、剥は剥ぐなり。柔、剛を変ずるなり。往くところあるに利ろしからずとは、小人長ずればなり。順にしてこれに止まるは、象を観るなり。君子の...
賁、亨。小利有攸往。 彖曰、賁亨、柔來而文剛、故亨。分剛上而文柔、故小利有攸往。天文也。文明以止人文也。觀乎天文以察時變、觀乎人文以化成天下。 象曰、山下有火賁。君子以明庶政、无敢折獄。 賁は、亨る。少しく往くところあるに利ろし。 彖に曰く、賁は亨るとは、柔来たりて剛を文る、故に亨るなり。剛を分かち上りて柔を文る、故に...
噬嗑、亨。利用獄。 彖曰、頤中有物、曰噬嗑。噬嗑而亨。剛柔分、動而明、雷電合而章。柔得中而上行、雖不當位、利用獄也。象曰、雷電噬嗑。先王以明罰勅法。 噬嗑(ぜいごう)は、亨(とお)る。獄(ごく)を用うるに利(よ)ろし。 彖(たん)に曰く、頤中(いちゅう)に物あるを、噬嗑(ぜいごう)と曰う。噬(か)み嗑(あ...