おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「急ぎ候間、程なく葛城山に着きて候」葛城より ゆっくりと思われる能ですが、、 話の展開はものすごいスピードです。 何処かに行こうと思い立つ 台本で5行くらい話すと もう現地についているという 猛スピード移動です。 聞かせたい話...
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おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「起きても寝ても忘れぬ思いの」鉄輪より 人が人を好きになる時 気持ちが離れてしまった人を 取り戻したいと思ったとき 相手の幸せよりも 破壊が目的になってしまうことがあります。 最新の脳科学は脳には 他人と自分の区別はないと言う...
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「琴こそ聞こえ来にけり」小督より 清盛の従者 仲国が 小督局(こごうのつぼね)を探します。 月の晩に琴を ひくだろうということを 手がかりに 馬をはしらせ 耳をすませる その琴の音が聞こえてきた場面です。 自分の探している人の...
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「宗近に三拝の膝を屈し」小鍛冶より 名工 三条小鍛冶宗近は 帝から剣の製作依頼を受けます。 相槌をうつパートナーがいないため どうやってつくるか困っている宗近のまえに 稲荷明神が現れます。 神であっても 名工に敬意を払い 入門...
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「かように心を尽くし尽くして」通小町より 小野小町をたずね九十九日めに 力尽きてしまった 深草少将の言葉です。 どんなに尽くしても ◆相手にはすぐに通じないこともあります。 本日も素晴らしい1日をお過ごしください。
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「さん候、面目も無き御使いに参りて候」清経より 清経の従者、粟津三郎が清経の妻を訪ねます。 清経の訃報を伝えるためでした。 面目もないしらせ 「いいにくいことなんですが、、」 言いにくい知らせは ◆相手に心の準備をさせる一言を...
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「受け喜ばば、それこそ主よ、ありがたや」熊坂より 突然現れた男に お経を上げてくれと頼まれた僧は 相手の名前がわからないと お教があげられないと答えます。 その男は、名前は名乗らなくても 受け取って喜ぶ人こそ 依頼主ではないか...
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「只今あそばされ候、琵琶の御調子は黄鐘、板屋を敲く雨の音は盤渉にて候ほどに」玄象より 琵琶の名手、藤原師長は日本を離れ 中国に琵琶の修行に行こうと思い立ちます。 旅の途中、立ち寄った塩屋で 師長が琵琶を弾きはじめます。 塩屋の...













