おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「宗近に三拝の膝を屈し」小鍛冶より 名工 三条小鍛冶宗近は 帝から剣の製作依頼を受けます。 相槌をうつパートナーがいないため どうやってつくるか困っている宗近のまえに 稲荷明神が現れます。 神であっても 名工に敬意を払い 入門...
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おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「かように心を尽くし尽くして」通小町より 小野小町をたずね九十九日めに 力尽きてしまった 深草少将の言葉です。 どんなに尽くしても ◆相手にはすぐに通じないこともあります。 本日も素晴らしい1日をお過ごしください。
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「さん候、面目も無き御使いに参りて候」清経より 清経の従者、粟津三郎が清経の妻を訪ねます。 清経の訃報を伝えるためでした。 面目もないしらせ 「いいにくいことなんですが、、」 言いにくい知らせは ◆相手に心の準備をさせる一言を...
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「受け喜ばば、それこそ主よ、ありがたや」熊坂より 突然現れた男に お経を上げてくれと頼まれた僧は 相手の名前がわからないと お教があげられないと答えます。 その男は、名前は名乗らなくても 受け取って喜ぶ人こそ 依頼主ではないか...
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「只今あそばされ候、琵琶の御調子は黄鐘、板屋を敲く雨の音は盤渉にて候ほどに」玄象より 琵琶の名手、藤原師長は日本を離れ 中国に琵琶の修行に行こうと思い立ちます。 旅の途中、立ち寄った塩屋で 師長が琵琶を弾きはじめます。 塩屋の...
青山能〈5月〉 仕舞「笠之段」小早川修 仕舞「鵜之段」清水寛二 狂言「鬼継子」山本則秀 能「賀茂」安藤貴康 会 場 銕仙会能楽研修所 日 時 2018年5月23日(水) 午後6時30分開演 午後8時40分頃終演予定 入場料 こちらをご覧下さい 終演後に能楽小講座あり。 その日の演目を中心に、能楽師が初めての方にも 分か...
表参道の銕仙会能楽研修所には30年近く伺っていますが、すぐ近くにある神社はあまり意識していませんでした。100%舞台の仕事で行くので駅の改札をでたらまっしぐらに能舞台、終わったらまっしぐらに駅という生活です。神活しようと思うといろいろ目に入ってくるものです。道の反対側のことはほとんど意識してませんでした。...
鉄輪の物語は別記するものを参照していただき、今回は安倍晴明が物語に登場する男の寿命を宣告した実際は何をもとにしていたのかということについて記します。 さて本日は安倍晴明の登場する「鉄輪」の二十八宿の記述についてです。 下京に住んでいる男が体調不良で安倍晴明を訪問する場面です。 七星、九曜、二十八宿となっているのが九星、...