かなりマニアックに能の詞章を易の視点で見てみました。 古典の文章というのは一つの視点だけではなく 表面的な表現、裏にある意味などどれが正解というよりも 多様な視点で楽しめるところが魅力です。 ですから正誤の議論で一つに決めようとするのは、かなり無理があります。 明らかに違うとすると、解釈の違いではなく もともと持ってい...
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おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「受け喜ばば、それこそ主よ、ありがたや」熊坂より 突然現れた男に お経を上げてくれと頼まれた僧は 相手の名前がわからないと お教があげられないと答えます。 その男は、名前は名乗らなくても 受け取って喜ぶ人こそ 依頼主ではないか...
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「今日見ずは悔しからまし花盛り」鞍馬天狗より また機会があったら、、 そういう人がチャンスに巡り会えるのは 1年後か、、2年後か、、、 時計の針でも 同じ形になるのは12時間後です。 また機会があったら、、 そう思ったときには...
能「鞍馬天狗」に「この一大事を相伝する」という詞章がでてきます。能「張良」でも語られている黄石公から張良が相伝されたものを、鞍馬山の天狗が牛若丸に相伝する。幼少の時から絵本で牛若丸の話は読んでいたので能「橋弁慶」や「鞍馬天狗」は親しんだ物語です。 幼少期に読んだ絵本の物語を今は仕事で舞台に参加しているということを思った...