夏越の祓の効果
夏越の祓の効果
今日は珍しく夜に投稿です。
本日のテーマは「夏越の祓」と「日本神話」です。
朝は特に記事にすることが現れないので最寄りの掛け流し温泉にひたすら浸かってました。
特に考えなくても日課にしていると焦る事もなく「まぁあとで何かあるのだろぅ」という感じでした。
さっき駅まで用事があって外に出ました。
暗くなると秋の虫が聞こえてきました。
「あ〜これか〜」という感じで夏越の祓と日本神話にしました。
最近は夏越の祓の茅の輪くぐりが全国的に広まりました。
かつてはもちろん月齢を元にした月の暦の六月末です。
本年の旧暦は六月が2回
六月(2025年6月25日▶︎7月24日)
閏六月(7月25日▶︎8月22日)
かつてはこの六月晦(8月22日)が夏越の祓です。
七月(8月23日▶︎9月21日)
七夕🎋8月29日→9月6日お盆
新旧、日付が交錯してややこしいモノですが
夏越の祓→七夕🎋→お盆
というのは連続した行事でした。
そして、夏越の祓、七夕も過ぎ秋の虫の音に変わってくる。
ブンブン嫌な蚊や蝿の季節が過ぎ
秋の虫の音に変わると
夏越の祓で「五月蝿い荒ぶる神も」祓われたという実感が湧いてきます。
そしてトンボ(秋津)が飛び、稲の実りに向かい
秋津洲→トンボの国になっていきます。
こうした毎年の季節の移り変わりは日本神話に対応しています。
天照大神が子を葦原中国に統治者にしようとすると帰ってきてしまう。
寝返り、裏切り、色々ありつつフツヌシ神が平定しニニギ尊が天孫降臨する。
能「水無月祓」ではこの平定が夏越の祓のルーツだと語られる場面があります。
五月六月の五月蝿い虫
↓祓
秋の虫の音、トンボ(秋津)、稲
このように季節と神話はリンクして語られています。
さらにこの神話を模倣した明治維新。
荒ぶる神→幕府軍
フツヌシ神→大村益次郎
荒ぶる神を平定し、天孫明治天皇が降臨する。
昨今、神話だけが一人歩きして特殊な解釈をされていることが増えました。
日本神話の多くは天皇の御代とリンクしています。
夜の虫の音がそのような事を語ってました。
※画像は私物の小鼓胴です。
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