「言ってる事」と「やってる事」

今日は公演の字幕表示のリハーサルでした。
音声のあるところは全曲通して舞台と字幕の表示の確認です。
能楽は公演前のリハーサルで全部通す事はほぼないので新鮮でした。
この字幕を見ていて思ったのは日常と言行一致。
「言ってる事」と「やってる事」が違う事って自分でもよくあります。
言ってみたけど、言葉にした瞬間に気が変わる事も多い。
言ってるだけでやらない人をやるやる詐欺という事も最近覚えました。
言行一致できる人は特殊な人という意見もあります。
そんな事が頭に浮かびつつ舞台を見ると字幕と舞台が言行一致してなかったら字幕の意味がありません。
今の自分をナレーションしてみると
「ただいま100日チャレンジ95日め104記事めを作成中」
目標も「ただいま目標〇〇に向かって取組み◆を実践中」という字幕が頭上に流れていれば話す言葉も自然に言行一致してきます。
−5Kgダイエットだったら
「目標〇〇キロに向かってウォーキング30分実践中」という字幕が出るのと
「目標〇〇キロに向かってラーメン替え玉一つ追加、ビールも追加」
日常生活に字幕を表示させると、ほんとに目標に向かうために必要なことをしているかどうか丸見えになってしまいます。
台本を元に舞台はできます。その舞台に合わせて字幕ができます。
舞台と字幕があっていれば言行一致
チグハグなら字幕の意味がない。
「言ってる事」と「やってる事」は言い換えると「目標」と「現実」とも言える。
今何をしているのか、イメージで字幕を表示させてみると「現実」を把握しやすいと思った夜です。
※画像はジャパンソサエティの舞台です。
The following two tabs change content below.
森澤勇司(もりさわゆうじ)
能楽師小鼓方
1967年東京都生まれ。
テンプル大学在学中に見たこともない能楽界に入門し32歳で独立。
2000番以上の舞台に出演している。
43歳で脳梗塞で入院、
退院後、うつ状態克服のため心理学、脳科学を学ぶ。
復帰後は古典的な能楽公演を中心に活動している。
著書『ビジネス番「風姿花伝」の教え』
明治天皇生誕150年奉納能、
映画「失楽園」、大河ドラマ「秀吉」に
能楽師として出演。
2014年 重要無形文化財能楽保持者に選出される
最新記事 by 森澤勇司 (全て見る)
- 「言ってる事」と「やってる事」 - 2025年12月4日
- 「旅人」と「住人」 - 2025年12月3日
- 「はじめる」と「続ける」 - 2025年12月2日
- 変わらない通説 - 2025年12月1日








コメントを投稿するにはログインしてください。