寅さんと光源氏

寅さん記念館から山田洋次ミュージアム
今日は時間も早かったのでウォーキングコースの寅さん記念館に入ってみました。
正直なところ最近まで全く興味がない英画でした。
昨今はスマホでも動画が撮れる時代です。ふと何作も続いた映画ってなんだろ?
そんな疑問が湧しました。調べてみるとなんと!
寅さんシリーズ48作!!
山田洋次監督の世界記録とか!!
偉大な巨匠です。
その主人公はフーテンと呼ばれた的屋さん
今なら反社グレーゾーンです。
そう思っていると『源氏物語』とイメージが重なってきました。
能「夕顔」の中の言葉
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そもそも光源氏の物語。言葉、幽玄を本として「理」浅きに似たりといへども、心菩提心を勧めて「義」殊に深し。誰かは仮にも語り伝へん。
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正しくはないけど人情にあつい
石山の観世音が紫式部を通して表現した世界
柴又の帝釈天が山田洋次監督を通して表現した世界
貴族の光源氏とフーテンの車寅次郎
かけ離れているようで同じ存在に思えてきます。
光源氏も「男はつらいよ!」と言ってそう。
いや言ってるな、、
「いとわびし」
まあ寅さんの方がプラトニックで倫理的とも言えるかな^_^
正しさは何を基準にするかでガラッと変わりますね。
1000年後には古典ですね😃
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森澤勇司(もりさわゆうじ)
能楽師小鼓方
1967年東京都生まれ。
テンプル大学在学中に見たこともない能楽界に入門し32歳で独立。
2000番以上の舞台に出演している。
43歳で脳梗塞で入院、
退院後、うつ状態克服のため心理学、脳科学を学ぶ。
復帰後は古典的な能楽公演を中心に活動している。
著書『ビジネス番「風姿花伝」の教え』
明治天皇生誕150年奉納能、
映画「失楽園」、大河ドラマ「秀吉」に
能楽師として出演。
2014年 重要無形文化財能楽保持者に選出される








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