父親のための人間学

父親のための人間学/森 信三
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あなたもできる!朝活読書。

vol.245  2011年5月17日配信

『父親のための人間学』


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▼《1》今日の一言

▼《2》今日の一冊

▼《3》編集後記

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▼〈1〉今日の一言 #245

 「あなたにとって靴をそろえるとは?」

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▼〈2〉今日の一冊

『父親のための人間学』

森 信三 著

致知出版社
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著者 森信三さん(1896~1992)は
旧満州の建国学教育学教育学部教授
、神戸大学教育学部教授、
神戸海星女子学院大学教授などを歴任した
教育者です。

”父親としてわが子に残す唯一の遺産は、
その人が「人間としてその一生をいかに生きたか」
という一事に極まると思うのです。”

そして生き方を正す根源は、
「人生二度なし」という根本真理に目覚める以外に
道はないとも説いています。

読書の仕方、食事、お金の使い方など
平易な言葉でわかりやすく書かれているので
難解な事は無いと思います。

●この本を一言でいうと

「習慣」です。

●おすすめのポイント

・朝の挨拶の必ずできる子にすること
・よばれたら必ず「ハイ」と言える子にすること
・履物を脱いだら必ず揃え、立ったら必ず椅子を机に入れること

これが躾の三原則だと著者は説いています。

人によっては「当り前の事しか書いていない」
という感想を持つかもしれません。

「すぐれた人は30代の十年間に一生の基礎づくりを
している」

健康管理や家庭、職場での心得など
確かに特別難しいことや実践不可能な
事は書いてありません。

強く意識を向けることで実践している
という実感を持てると思います。

「父親としてのテレビ対策」

「父親の権威」

などちょっと気を付けてみると
家族が変わると思えることは
試してみる価値が有ると思います。

挨拶などの子どものしつけは
3歳過ぎてから始めると、大人になるまで
身につけることは困難です。

これから父親になる方は子育てに追われず、
自分の人生を充実させるためにも
読んでおくと役に立つ内容です。

40代半ばになって初めて
この本を読んだ私からもおすすめします。

ぜひ読んでください。

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▼〈2〉編集後記

今日もありがとうございます。
森澤勇司です。

学校や塾でのことは良く知りませんが、
小鼓の稽古をしていると確かに
靴をそろえられるお子さんは習得が早いようです。

理由は数々ありますが、一つには

一つの物事の区切りをつけられるという事が
大きいと思います。

玄関を入って靴を脱いでそろえる。

これで靴を脱ぐという行動の区切りがつきますが、
揃えないという事はその行動が終わらないまま
次の行動に移ることになります。

次に使うときにも時間がかかったり、
探したりすることになるのです。

靴をそろえる子は「褒められる」事は
有るかもしれません。
揃えない子は「注意」されたり「怒られたり」
気持ちわるい不快な精神状態の原因を自分で
作ってしまいます。

区切りをつける事が出来ると
今すべきことに集中できます。

食事をした後、食器を洗い歯を磨き
食事を済ませるというのも
靴をそろえる事と同じだと思います。

結局やることには変わらないんですよね。
どうせしなくてはいけない事なら
「気持ち悪い」状態を我慢しているよりも
はやく「気持ちの良い」状態にして
区切りをつけたほうが同じ労力でも
成果は上がると信じています。

「あなたにとって靴をそろえるとは?」

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古典の壁をなくしたい方におすすめです。
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▼おまけ

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森澤勇司(もりさわゆうじ) 能楽師小鼓方 1967年東京都生まれ。 テンプル大学在学中に見たこともない能楽界に入門し32歳で独立。 2000番以上の舞台に出演している。 43歳で脳梗塞で入院、 退院後、うつ状態克服のため心理学、脳科学を学ぶ。 復帰後は古典的な能楽公演を中心に活動している。 著書『ビジネス番「風姿花伝」の教え』 明治天皇生誕150年奉納能、 映画「失楽園」、大河ドラマ「秀吉」に 能楽師として出演。 2014年 重要無形文化財能楽保持者に選出される

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曲目目次

あ行 か行 さ行 た行 な/は行 ま/や/ら行
(あ)
藍染川

葵上
阿漕
芦刈
安宅
安達原
敦盛
海士
海人
嵐山
蟻通
淡路

(い)
碇潜

生田敦盛
一角仙人
井筒
岩舟

(う)
鵜飼

浮舟
雨月
右近
歌占
善知鳥
采女

梅枝
雲林院
(え)
江口

江野島

烏帽子折
絵馬
(お)
老松

大江山
鸚鵡小町
大社

小塩
姨捨
大原御幸
小原御幸
女郎花
大蛇
(か)
杜若

景清
花月
柏崎
春日龍神
合浦
葛城
鉄輪
兼平
賀茂
通小町
邯鄲
咸陽宮
(き)
菊慈童

木曾

清経
金札
(く)
草薙
国栖

楠露
九世戸
熊坂
鞍馬天狗
車僧
呉服
黒塚

(け)
現在七面

源氏供養
玄象
絃上
月宮殿

(こ)
恋重荷

項羽
皇帝
高野物狂
小鍛治
小督
小袖曽我
胡蝶

(さ)
西行桜
逆矛

桜川
実盛
三笑

(し)
志賀
七騎落
自然居士
石橋
舎利
俊寛
春栄
俊成忠度
鍾馗
昭君
猩々
正尊
白鬚
代主

(す)
須磨源氏
隅田川
住吉詣

(せ)
西王母
誓願寺
善界
是界
是我意
関寺小町
殺生石
接待
蝉丸
禅師曽我
千手

(そ)
草子洗小町
草紙洗
卒都婆小町
(た)
大会
大典
大般若
大仏供養
大瓶猩々
第六天
當麻
高砂
竹雪
忠信
忠度
龍田
谷行
玉鬘
玉葛
玉井
田村

(ち)
竹生島
張良

(つ)
土蜘蛛
土車
経正
経政
鶴亀
(て)
定家
天鼓

(と)
東岸居士
道成寺
唐船
東方朔
東北
道明寺

木賊
知章

朝長
鳥追船
鳥追
(な)
仲光
難波
奈良詣
(に)
錦木
錦戸
(ぬ)

(ね)
寝覚
(の)
野宮
野守

(は)
白楽天
羽衣
半蔀
橋弁慶
芭蕉
鉢木
花筐
班女

(ひ)
飛雲
檜垣
雲雀山
氷室
百万

(ふ)
富士太鼓
二人静

藤戸
船橋
船弁慶
(ほ)
放下僧
放生川
仏原
(ま)
巻絹
枕慈童
枕慈童(カ
松風
松虫
松山鏡
満仲
(み)
三井寺

通盛
水無月祓
身延
三輪
(む)
六浦
室君
(め)
和布刈
(も)
望月
求塚
紅葉狩
盛久
(や)
屋島
八島
山姥
(ゆ)
夕顔
遊行柳
弓八幡
熊野
湯谷
(よ)
夜討曽我
楊貴妃
養老
吉野静
吉野天人
頼政
弱法師

(ら)

羅生門
(り)
龍虎
輪蔵
(ろ)
籠太鼓