サブリミナル・マインド 下條信輔
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朝活読書 vol.44 2010年10月28日配信
『サブリミナル・マインド』
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◆《1》今日の一言
◆《2》今日の一冊
◆《3》編集後記
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◆〈1〉今日の一言 #44
「選んだ理由はなんですか?」
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◆〈2〉今日の一冊
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『サブリミナル・マインド』
潜在的人間観のゆくえ
下条信輔 著
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著者 下条信輔さんは1955年生まれです。
発刊時の1996年は東京大学助教授でした。
2003年に2003年 時実利彦記念賞を受賞している
小説家としての一面もあります。
本書は東京大学教養学部等で著者が行った講義を
まとめた書であると語られています。
入門講義を魅力的なものにするという著者の目標が挙げられています。
実例としては第七講の『操られる「好み」と「自由」』で語られている
スーパーでの買い物で種類の多いなかから一つ選ぶえらぶのか、
選択の基準と理由など丁寧に解説されています。
また第九講『私の中の悪魔』では現代の過密な居住環境の問題を
指摘しています。
ビルのネズミを密閉された過密な中で繁殖させると、
ネズミでさえも同性愛、親子殺害などの
異常が発生するそうです。
さまざまな権利を主張する前に現代の居住環境を見直すことも必要かもしれません。
ぜひ読んでください。
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◆〈2〉編集後記
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おはようございます。森澤勇司です。
朝の通勤ラッシュや交通渋滞にとどまらず過密な環境というのは
枚挙に暇がありません。
昨今では精神障害、性同一障害など様々な主張がありますが、
これらの原因が”過密”に有るとするならば法律を改正しても
全く無駄だと思います。
「環境は変わりませんよ」という支配者からのメッセージが法律改正
という形で伝えられているような気がしてなりません。
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