イタリア文化会館の写真展

「Un bagaglio leggero ふたりのイタリア人フォトグラファー スマホで日本を撮る」
靖国神社から千鳥ヶ淵戦没者墓苑に向かう途中にイタリア文化会館があります。
戸塚の稽古場で100年ほど前の街の写真の展示会があったので、イタリア人が現代の街をどう見ているのか興味があっていってみました。戸塚の写真展では移動に使う馬や人力車がありました。目に見えている職業はいろいろ変化しますが、「移動」というおおきなことは変わらないということが写真に写っていました。イタリア人がスマホで撮った写真の展示は白黒に加工したものが多かったです。下町っぽい風景や蕎麦屋さんなど現代の風景なのですが、すこし時代が前に遡ったような雰囲気が漂っていました。目の色が違うと光の受け取り方が違って見えるようですし、住んでいる人は興味が無いことが旅行者にはとても興味深く見えることもあるものです。日本の写真なのに外国の風景のようで味わい深いものでした。
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森澤勇司(もりさわゆうじ)
能楽師小鼓方
1967年東京都生まれ。
テンプル大学在学中に見たこともない能楽界に入門し32歳で独立。
2000番以上の舞台に出演している。
43歳で脳梗塞で入院、
退院後、うつ状態克服のため心理学、脳科学を学ぶ。
復帰後は古典的な能楽公演を中心に活動している。
著書『ビジネス番「風姿花伝」の教え』
明治天皇生誕150年奉納能、
映画「失楽園」、大河ドラマ「秀吉」に
能楽師として出演。
2014年 重要無形文化財能楽保持者に選出される
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