食べすぎて悪者作る文化より稲を大事にする文化知る
栄養学の本は全般に「米=糖質」という微妙に悪者っぽい印象も持ってしまうのですが、、、、
日本で稲が大事にされてきたのは発酵に関わっているからだと思うのですよね。
今の白米の食べ方ってケーキだったら毎回1ホール食べちゃうようなすごい量食べてるわけですから栄養バランスもさることながら明らかに食べすぎです。
いっぱい食べさせるのが好きという愛情表現もありますから食べすぎを抜け出すのはできるようでなかなかできません。
精製された白米を食べる以外、
ぬか床とか麹とか、酒も、米からできます。味噌造りにも米は大事です。
米が白米か玄米という発想になりがちですがもっと多様な恩恵があるわけです。
発酵という不思議な変化に神を感じているわけです。
表面的な食事制限や我慢でも食べすぎは防止できるかもしれません。
食の運ばれてくる過程や歴史や神話を知らず、食材を大事にする意識や感謝が無い事が、暴飲暴食の元になり、回り回って肉体の病気になるわけです。
ですから日本の神話や稲を大事にしてきた文化を知ることは、食材を大切にする事につながり、自分を大切にする事につながり、根本的な食べすぎの防止につながるものだと思うのです。
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森澤勇司(もりさわゆうじ)
能楽師小鼓方
1967年東京都生まれ。
テンプル大学在学中に見たこともない能楽界に入門し32歳で独立。
2000番以上の舞台に出演している。
43歳で脳梗塞で入院、
退院後、うつ状態克服のため心理学、脳科学を学ぶ。
復帰後は古典的な能楽公演を中心に活動している。
著書『ビジネス番「風姿花伝」の教え』
明治天皇生誕150年奉納能、
映画「失楽園」、大河ドラマ「秀吉」に
能楽師として出演。
2014年 重要無形文化財能楽保持者に選出される
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