日本書紀完読に向けて6週目神武天皇即位元年【日本書紀6】
06 0210〜0216
196→201
202→207
208→209
210→215
216→221
222→227
2回くらい口を動かすと言葉もスムーズになる。
三巻神武天皇の巻になりここまででも国造りに多くの神と依代である人が関わっている事を強く感じるようになった。
古事記にはあまりない殺戮の歴史が始まる。朔という月齢0の日も現代のカレンダーとは違うので干支で書き残した事は一見わかりにくいようだが長い目で見れば日付よりもよかったと思う。
尻尾の生えた人は本当はどんな存在だったのか気になるところ。
古事記には殺戮シーンが少ないのでことさら和が強調されるが、実は反勢力は皆殺しの強硬な意志のものに国造りがされている。
見方以外は人ではなく化物、怪物に喩えられているので勧善懲悪のように悪を倒して押し進めめていくような感じがあるがアメリカのインディアン排除のあまり変わらない。
自分たちはそうした先祖のもとに生まれたという認識も大切だと思う。
蒙はや解説にはないが後に起こる出来事からすれば易経の山水蒙の暗示になっている。
和は単独では仲良くする印象かもしれないが大がつけば反勢力は存在しない、させないと言う意味が含まれるようにも感じている。
1792470年は天武天皇の皇紀を逆さまにして掛け合わせた説が数字的には納得感がある。
天照大神が武甕槌神に助っ人を出すように頼むところが現実味を感じた。
また個人名ではなく役職名としての神ということも強く感じるようになった。
また神の御名は、個人と言うよりは集団の代名詞として使われているようにも感じた。
これで6週間がすみ完読会のメンバー全員が進んできていることが嬉しい。
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森澤勇司(もりさわゆうじ)
能楽師小鼓方
1967年東京都生まれ。
テンプル大学在学中に見たこともない能楽界に入門し32歳で独立。
2000番以上の舞台に出演している。
43歳で脳梗塞で入院、
退院後、うつ状態克服のため心理学、脳科学を学ぶ。
復帰後は古典的な能楽公演を中心に活動している。
著書『ビジネス番「風姿花伝」の教え』
明治天皇生誕150年奉納能、
映画「失楽園」、大河ドラマ「秀吉」に
能楽師として出演。
2014年 重要無形文化財能楽保持者に選出される
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