おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「かたき石にも矢のたつと申し候へば」放下僧より 敵討ちに行く兄が弟を説得する時に 中国の故事を語ります。 親の敵の虎を取るために 百日まちつづけ 矢を放つとトラに似た石にささり そこから血が流れ出たという伝説です。 不可能と思...
February 2018( 3 )
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おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「かように心を尽くし尽くして」通小町より 小野小町をたずね九十九日めに 力尽きてしまった 深草少将の言葉です。 どんなに尽くしても ◆相手にはすぐに通じないこともあります。 本日も素晴らしい1日をお過ごしください。
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「さん候、面目も無き御使いに参りて候」清経より 清経の従者、粟津三郎が清経の妻を訪ねます。 清経の訃報を伝えるためでした。 面目もないしらせ 「いいにくいことなんですが、、」 言いにくい知らせは ◆相手に心の準備をさせる一言を...
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「迷わぬ月に連れて行かん」遊行柳より 人間というのは決めたことを 日課にしても、忘れてしまいそうになったり 継続することを迷ったりしてしまう 迷う心を持っています。 迷いなく確実に動く月をみて 自分を導いてほしい 自分を導いて...
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「恋しき人の手慣れし物を、形見と名づけ初めし事、この時よりぞ始まりける」花筺より 照日の前という女性が 大切に持っていた花かごは 継体天皇より賜った 花筐(はながたみ)でした。 恋しいい人の持ち物の代名詞が「かたみ」と 言われ...
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「薬と菊の花の下に、帰らんことを忘れ、いざや御酒を愛せん」松虫より 阿倍野の酒場に集まる男たち 帰らんことをわすれ、、、 大昔から楽しい時間は早く過ぎます。 楽しさを継続するために ◆お開きの時間を決めておきましょう。 本日も...
おはようございます! 能楽師 森澤 勇司です。 心にしみる能の言葉を 厳選してお届けします。 「只今あそばされ候、琵琶の御調子は黄鐘、板屋を敲く雨の音は盤渉にて候ほどに」玄象より 琵琶の名手、藤原師長は日本を離れ 中国に琵琶の修行に行こうと思い立ちます。 旅の途中、立ち寄った塩屋で 師長が琵琶を弾きはじめます。 塩屋の...
今日は朝から雪です。 久しぶりにハンターの長靴出して見ました。 水に濡れる靴だと雨や雪は不快ですが、 防水なら水たまりも楽しいモノです。 日頃のストレスは道具で解消できるなら そこそこいい道具で気分良く過ごしたいですね。