アドバイスとの付き合い方 『源氏物語』『日本書紀』『聖書』を朝活で読んでいると様々な「占い」が出てきます。 その中で話題になった『源氏物語』の「観相学」と「宿曜経」「大和相」があります。 帝の依頼で、右大臣が自分の子どもということにして、高句麗の相人に光源氏を占わせる場面があります。 「国の祖(おや)と成りて、帝王の位...
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観阿弥とキュープラ・ロス 心理学を学んでいるとき人が死を受け入れる5段階に触れることがありました。実際に自分でも人の死に立ち会ってますからピッタリ御段階にはならないだろうとはあ思ってます。 「卒都婆小町」という作品がこの五段階とつかがっている様に感じたお話です。世阿弥の父 観阿弥 作と伝承がある能です。 この卒都婆小町...
昨日「知性の罠」を読みました。エジソンやコナン・ドイル、レイ・クロックなど日本でも有名な人物のエピソードから認知バイアスのことが語られています。最近読んだ本の中でもおすすめの一冊です。 この本を読んで頭に浮かんできたのが鎌倉三代将軍であり28歳で暗殺された源実朝のエピソードです。これは新作能のなかでも上演頻度が高い古典...
前回「命」を捉える感覚を「茶」という言葉で考察してみました。 一般的な意味での命、ヒトの肉体の寿命について『聖書』『日本書紀』『古事記』そして能「白鬚」の記述を比較してみます。 【聖書】 「主は言われた。 「わたしの霊は人の中に永久にとどまるべきではない。人は肉にすぎないのだから。」こうして、人の一生は百二十年となった...
今年に入って「正尊」「二人静」「船弁慶」と静御前の舞う曲が続いている。 思い立って静御前の墓参りに行くことにした。 栗橋というところ、初めて行く場所だが駅からは近い。 見晴らしの良い駅です。 めちゃめちゃに寒い。年始に青森、盛岡に行きましたが体感ははるかに寒いです。 駅からは徒歩5分もかからずに到着 歳をみると800歳...
那須の殺生石に行ってみました。このブログもだいぶ放置していましたが少しずつ復活させて行きます。 やはり現地の空気感に触れると曲のイメージが変わります。この殺生石も硫黄の匂いがなんとも言えない。 数年まえに割れてしまった殺生石。写真で見る印象よりも大きな石です。 殺生石 湯の花をとる場所も隣接していました。
2023年5月3日(水曜・祝日)時間 13時15分開場 14時開 解説:馬場あき子狂言「粟田口」能 「殺生石」アフタートーク:馬場あき子、山本東次郎、友枝昭世会場等 川崎市麻生市民館大ホール入場料(全席指定) SS席 6,000円S席 5,000円A席 4,000円U25割(S席)2,500円U25割(A席)2,000...
岩波文庫「わらんべ草」初版本と51年ぶりの復刊を並べてみましました。 狂言方が書き残した能楽の秘伝書です。日記のようなものも多く記載されています。この本の中で今では歌舞伎や舞踊でカバーされている能の「石橋(しゃっきょう)」復活の経緯が面白いです。 この曲はかつて秘曲にしすぎて誰もできる人がいなくなるというほぼ消滅し...