能楽生活 あ行

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【能の言葉】一文字の力
心にしみる能の言葉を厳選してお届けします。 「いや”ぞ”という文字こそ返歌なれ」鸚鵡小町より 能楽の中では特に大切にされている曲の一つです。 関寺のあたりにいる年老いた小野小町を新大納言 家行が訪ねます。 帝からの歌「雪...
【能の言葉】生みの親が違うとき
心にしみる能の言葉を厳選してお届けします。 「父母のなき事を嘆き給ひ候程に」生田敦盛(いくたあつもり)より 二歳で拾われた男の子は法然上人に拾われ大切に育てられ十歳になります。 ある日の説法のときに母親があらわれ父親が敦...
【能の言葉】詰めが甘い
心にしみる能の言葉を厳選してお届けします。 「二刀、三刀、刺し通し、刺し通し」大江山より ふたかたな、みかたな、さしとおし、さしとおし 源頼光の家来が、大江山の鬼を退治する最後の場面です。 なんどもなんどもとどめを刺す。...
【能の言葉】頼る人がいなくなってしまったとき
心にしみる能の言葉を厳選してお届けします。 「再び蘇生させばやと思ふは如何に」藍染川より 太宰府天満宮にまつわる伝説を描いた能です。 上演はかなり少ない曲です。 能には親子が離れ離れになる物語が多いのは当時の社会情勢なの...
【能の言葉】わかっていても
心にしみる能の言葉を厳選してお届けします。 「三つが三つながら消えて候」烏帽子折より 大泥棒 熊坂長範が吉次兄弟の宿を襲撃前に松明で占い場面があります。 「一の松明は戦神。二の松明は時の運、三は我らが命」 その松明を投げ...
【能の言葉】新月が満月?
心にしみる能の言葉を厳選してお届けします。 「三五夜中の新月の色」雨月より 三五というのは掛け算で十五です。 かつて月がカレンダーだった時代には十五日めは満月です。 現代では新月というと全部が陰になった月のことを言います...
三つの宝【海士】
唐からやってきた三つの宝 現存する三つの宝 興福寺の宝物殿に収まっているようですが、面向不背の珠だけは紛失してなくなっていたようです。昭和54年にでてきて今は竹生島宝物殿に収まっているとか。本物偽物と諸説ありますが、もし...
「翁」の源流か?
ウエツフミの中に翁らしき記述を発見 森澤勇司です。雑誌「能楽」36巻を一気読みしたせいか、読書脳が起動し始めました。そんなことで速読を超えてかなりの速度で普通に通読しています。偽書とも言われる「上記(ウエツフミ)」の間に...