「ドキュメンタリー」と「〇〇の真実」
「ドキュメンタリー」と「〇〇の真実」
朝活は『源氏物語』鈴虫、『日本書紀』応神天皇紀読了、『聖書』ヨシュア記
古典に関しては職業がら有名なところは知ってました。それでもコロナ禍を機に5年ほど毎日読んでいるとマイナーなところも詠むことになります。断片的に知っていたことの印象が大きく変わってきます。
有名なヒット曲だけ知っているアーティストのアルバムを聴いた時のような感じ。
モーセも海が割れてからの方が大変です。
そんな時、昨年からたびたび観た「ドキュメンタリー映画」の事が頭に浮かんできました。
昨今、大人気の映画「国宝」は創作ドラマです。
ドキュメンタリーっぽくもありますが創作です。
伝統文化の雅楽、能楽、歌舞伎、文楽も史実はあっても創作です。
最近のドキュメンタリー映画は監督のトークショーがついてるものも多く、誘われて空いてたら行きますし、できるだけ見聞は広めたいと思っています。
ドキュメンタリーかどうかは個人の感覚があるので自由ですが、、
まずは言葉を調べてみました。
⭕️ドキュメンタリー→ 虚構を用いず実際のままを記録した性質を持つこと。
それほど自分の思っている事と違いはありませんでした。
ある戦争の映画、、、戦災にあった子孫のインタビュー、後ろで子どもが遊んでいる場面は演出しましたと話してました。地元の人と出逢う場面は角度など何度か撮り直したとか、多少演出はあるんだなぁくらいに思ってました。
次に見た神事の映画、、ドキュメンタリーで現在行われてない神事はどうするのだろうか?
そう思っていましたが、映像は密かに伝えられていたような雰囲気でよく撮ったなぁと感心していたら、、全部、再現ドラマでした。伝統文化として紹介されていたのは少し前にできた伝統ぽい創作ダンス。
昨今、日本人のアイディンティで云々で誘われたものは、ほぼ全編、都市伝説、GHQが消した「〇〇の真実」。
「ダヴィンチ•コード」のような創作ならエンタメとして楽しめますが。
これだけ創作部分が多いものはドキュメンタリーなのか??
ここのところ、たまたま続いただけなのか後世に伝えたい伝統文化のほとんどが巫女舞や神楽と看板を出した創作ダンス。
もちろん、ほんとうに伝わっているものもありますが、なんだか「伝統」と言う言葉が使われているメディアに胡散臭さと嘘っぽさしか感じなくなってきてます。
「ダヴィンチ•コード」や「国宝」はドキュメンタリーとは言ってない。
ほぼ創作を「ドキュメンタリー」と言わなければいいけないほど日本の民度が下がっているのか。全く感動とはほぼ遠い感覚になりました。
周りを見ると泣いている人や「ほんとうの日本を伝えたい」と言っている人も多かった。
映画ですから編集や音楽、ナレーションは入るのを捏造とは思いません。なかの映像や再現ドラマがドキュメンタリーなのか。
なんだか不思議の国ニッポンのミステリーです。
まろかれたる鳥の子のようです
※画像はAIで生成しました。
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