人の話をよくきくとは?
人の話を聞くのは難しいといわれます。
団体で稽古をしていると周りの様子をみて何かするという習慣が
悪いほうに出てしまうことがあります。
隣の人が間違えるとそれに合わせてしまったり、隣の人が止まってしまったら
自分もつられてしまうなどです。
昨日、稽古の時に私が両手を上に伸ばして伸びをしながら
「前屈してください」と言ってみました。
なぜか全員伸びをします。
2回目・・・・・・同じ
3回目・・・・・・同じ
4回目・・・・・・周りをチラチラ見始める人が3人
5回目・・・・・・周りを見ながら前屈し始めたひとが2人
5回終わって「私はなんといいましたか」と最後まで伸びをしていた人に聞くと
「・・・・」全く聞いていないのです。
彼らが反抗している訳でも不真面目なわけでもありません。
赤 青 ぴんく 黄色 緑
↑こんな表記になると字を読むのもひっかりが出てきます。
集中しようと思っても意識の向く方向が変わってしまうことが実感できると思います。
数回音読してみるとわかりやすいです。
「人は話の内容ではなく外見や雰囲気で言葉を解釈する」
という話を聞いたことがあります。
「人の話をよく聞く」という事が大切なのは
「聞く」ということが意識しないとできないからなのですね。
相手に体(意識)を向けてしっかり「聞く」姿勢を作らなければ
「よく聞く」ことはできないのだなぁと考えさせられました。
伝える側も伝えたいことがある限り「聞いて」くれるまでイライラせずに
何度でも繰り返し同じことをいうべきだと思いました。
時間を短縮するのだったら事前に「逆のことをしますから」と一言っておけば
情報の伝達がスムーズにゆくことでしょう。
お互いに情報を受け入れやすい状況をつくってストレスを軽減すればより
良い人生が過ごせると思います。
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